｢涙そうそう｣ストーリー

舞台は沖縄…

(2008/10/16)

舞台は沖縄。新垣洋太郎（妻夫木聡）はいつか自分の店を持つ日を夢見て懸命にバイトをしていた。そんな彼には一人の妹がいた。名前はカオル（長澤まさみ）。二人は血のつながらない兄妹。洋太郎の母・光江（小泉今日子）の再婚で洋太郎が8歳のときにカオルはやってきたのだった。
そのカオルが高校に合格し、祖母と暮らす島を離れ、本島の洋太郎の下へやってくるのだった。嬉しさのあまりに笑顔のこぼれる洋太郎。洋太郎のボロアパートで二人は暮らし始める。洋太郎は久しぶりに会うカオルがあまりに美しく、大人になっていることに驚くのだった。
次の夏、洋太郎はついに自分の店の開店資金を貯める。しかし詐欺にあって多額の借金を抱えてしまう。さらに追い討ちをかけるように医学生の恋人・恵子（麻生久美子）とも別れてしまうのだった。そのうち洋太郎とカオルは兄妹とは違う別の関係を意識し始める。元々血のつながらない二人。戸惑った二人は距離をおくことを選ぶ。
大学合格を機に兄の部屋を出たカオル。一年半後、二人は再会を果たす。しかし兄妹にとって残された時間は少なくなりつつあった。