ザ・ムーン
一人の人間には小さな一歩だが…
(2008/11/19)

1960年代、米ソの冷戦は舞台を宇宙開発にまで広げた。61年、ソ連は初の有人宇宙飛行を成功させる。1ヵ月後にアメリカもこれに成功。完全に後れを取ったアメリカではケネディ大統領が次のような演説を行う。
「わが国は、60年代が終わるまでに、人類を月へ送り、地球に無事生還させる」
勝負の行方はどちらが先に月に人間を立たせるかにかかっていた。NASAの技術者の努力と勇気ある若いパイロットの覚悟と訓練の成果もあり、68年にアメリカはアポロ8号の月周回飛行に成功する。そしてついに1969年7月16日の朝、ニール・アームストロング、バズ・オルドリン、マイク・コリンズの三人を乗せたアポロ11号は発射のカウントダウンを始める。
月まで3日間。それは人類が初めて経験する旅路だった。窓の向こうは完全な静寂。そして月着陸船は月面へと舞い降りる。
「一人の人間には小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」
アームストロング船長のあまりにも有名な言葉。その様子は全世界に中継で届けられ、人類の無限の可能性を感じたのだった。
アポロ計画はその後、72年の17号まで続けられ、9機のロケットが月へと向かった。全人類の中で月に降り立ったのは12名。中には13号のように事故により失敗に終わったものもある。彼らは酸素漏れが起こる危機的状況をギリギリの奇跡によって生還を果たす。
現在、宇宙開発の舞台は月から火星へと移っている。しかし人が月に行ったという事実は未来永劫語り継がれる。月に魅せられた人々のドキュメンタリーがここに誕生した。



ザ・ムーン[TOP]
シネマ情報一覧
シネマコーナー[TOP]

サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]

JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau