もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(もしドラ)
【あらすじ】私が野球部を甲子園に連れて行く!
(2011/05/26)

川島みなみは東京都立程久保高校2年生。7月の半ばに、病に倒れた親友で幼なじみの宮田夕紀に頼まれ野球部のマネージャーになった。

彼女はマネージャーになる時に、「野球部を甲子園に連れて行く」という目標を立てるが、監督や、やはり幼なじみでキャッチャーの柏木次郎を始めとする部員らの反応は冷めたものだった。事実、全国屈指の激戦区である西東京地区を勝ち抜く事は、現在の程高の実力では到底無理で、甲子園出場など夢のまた夢だった。さらに部内でも部員のやる気の無さや、監督の加地とエースピッチャー浅野との確執など問題が山積していた。だが、逆境になるほど闘志を燃やすタイプの彼女は、諦めるどころかやりがいを感じていた。

まずはマネージャーの事を理解しようと、書店で「マネジメント」の本を探すみなみは、店員に薦められるままにドラッカーの『【エッセンシャル版】マネジメント〜基本と原則〜』を購入する。実は起業家や経営者のための本だった事を知り、「確認してから買うんだった!」と後悔する羽目になったが、「せっかく2100円も出して買ったんだし……」と気を取り直し、初めは参考程度に読み進める事にする。しかしその途中本文にあった「マネジメントに必要な唯一の資質は真摯さ」という言葉に衝撃を受け、なぜか号泣してしまう。その後、彼女はこの本の内容の多くが野球部の組織作りに応用できると知り、次第に夢中になっていく。

こうしてマネージャー(この場合は組織や団体、機関の管理者)の資質、組織の定義付け、マーケティングやイノベーションの重要性など、『マネジメント』を通じて様々なことを学んだ彼女は、自分が「マネージャー」となって野球部をマネジメントできないものかと考え、夕紀や加地、後輩マネージャーの文乃、部員で『マネジメント』を愛読している二階らに協力を仰ぎ、『マネジメント』で学んだことを野球部の運営に当てはめ、部をより良くしていく方策を次々と実践していく。

『社会に対する貢献』を視野に入れた彼女のマネジメントは、野球部のみならず同校の柔道部や家庭科部等、程高の他のクラブにも好影響を与えていく。程高野球部が打ち出した「ノーバント・ノーボール」作戦は、後に高校野球にイノベーションを起こし、「程高伝説」と呼ばれるまでになる。

しかし決勝戦を前に、突然の悲劇がみなみを襲う……。



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