ビューティフルレイン
[第9話]
美雨(芦田愛菜)が、沼津の義父母・一夫(浜田晃)と愛子(岩本多代)と同居し始める。2人はとても美雨を可愛がり、とても優しかった。08/26放送
美雨がいなくなってひとり暮らしを始めた圭介(豊川悦司)に、勤務先の社長・富美夫(蟹江敬三)や妻の千恵子(丘みつ子)、同僚たちは気を使った。
「親子が別々に過ごすのは間違っているのでは…」と知恵子は心配するが、アカネ(中谷美紀)や富美夫は、「圭介が決めたことなのだから余計なことは言うな」と諭すのだった。
アカネが若年性アルツハイマーに詳しかったのは、彼女の義母が同じ病気だったからだった。義母の介護で、アカネはキレイごとでは済まされないほどの苦労を背負ったのだ。
しかし、知恵子は“やはり親子は一緒に暮らすべき”と考え、秋生(三浦翔平)に相談する。
秋生も考えた挙句、圭介をドライブに誘い沼津へ…。そして「もう一度美雨ちゃんに会ってください」と促した。圭介も秋生の言葉に動かされて美雨に会いに行こうとするが、美雨の楽しそうな様子を見ると声をかけることができずに物陰からそっと見守るだけで戻ってくる。
帰ってきた圭介に知恵子は温かい言葉をかける。その言葉を聞いた圭介は、あらためて美雨に電話をかけ、手紙を書いた。圭介は“離れて暮らしてみて美雨が宝物だとあらためてわかった”と思いを伝えた。「夏休みの最後の日に迎えに行く。その時に大事な話があります」圭介は手紙に綴った。
09/16
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キャスト
木下圭介 / 豊川悦司(とよかわえつし)妻と死別して以来、工場の離れで幼い娘と二人暮らしをしている金属加工工場の職人。
明るい性格で仲間に囲まれ、少年野球チームの監督も務めている。
ある日突然「若年性アルツハイマー」であると診断されてしまう。
木下美雨 / 芦田愛菜(あしだまな)
圭介の娘で、しっかりしているが中身はまだまだ子ども。
母を亡くした寂しさを、父ゆずりの明るい性格ではねのけていた。
西脇アカネ / 中谷美紀(なかたにみき)
圭介が勤める中村産業の社長の娘。サバサバした性格で、心根の優しい女性。
意志の強さを持つが、その裏返しで意地っ張りな一面も。
下町の人間関係を嫌ってエリートの夫と結婚したが、ある日突然工場に戻ってきた。
実家に戻ってきた理由を誰にも明かそうとしないが、圭介と美雨と過ごすうち、心に変化が…。
勝田秋生 / 三浦翔平(みうらしょうへい)
圭介が務める工場の後輩職人。高校中退の元不良。
明るく脳天気で根が軽いためしょっちゅう圭介に怒られているが、打たれ強く根性があるためなんだかんだ可愛がられている。
仕事や社会に対してある種の諦めを持つ今時の若者だったが、圭介が病気に立ち向かう姿にだんだん影響を受ける。
古賀豊 / 安田顕(やすだけん)
圭介の主治医である医師。
病気を告知され衝撃を受ける圭介に、冷静ながらも真摯な態度で接する。
美雨と同世代の息子がいる。
松山菜子 / 吉田里琴(よしだりこ)
青果店の娘で、中学1年生。商店街の看板娘。
美雨の憧れの女の子で、バレエの先輩。
美雨にとっては、わからないことを何でも相談できるお姉さん的存在。
立花健太 / 君嶋麻耶(きみじまあさや)
美雨と仲良しの町のお巡りさん。
警官としてビシッとしようとするが、子どものころからこの町で育ったため、皆からはいつも坊や扱いされるのが不満。幼い頃からアカネに憧れていた。
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