ドリーム☆アゲイン
[第9話]
12/08放送

駿介=朝日奈(反町隆史)の巨人のプロテストが3日後に迫る中、雛(志田未来)はアメリカに行くことになった。そこに、田中(児玉清)が現れ、駿介と口論に。雛は颯乙(加藤あい)に朝日奈が見えない誰かと会話しているようだと言う。加代(瀬川瑛子)によると、朝日奈は3カ月ほど前からそんなことをするようになったらしいと聞いた颯乙はハッとした。さらに、雛から朝日奈のことをどう思っているのかと聞かれた颯乙は何も答えることができない。

トレーニングが終わり、駿介は健造(渡辺哲)を自宅に招いた。そこへ颯乙に連れられて、雛が帰ってくる。颯乙は一緒に食事をしていくよう誘われるが、仕事が残っていると言って出ていった。駿介は雛たちに促されて、颯乙を送っていくことに。颯乙は朝日奈に向かって本当は駿介なのだろうなどと言ったことを謝罪。駿介は何も言い返すことができない。

颯乙は健造のいるグランドを訪ね、頼まれていた駿介のスパイクを届ける。朝日奈がランニングでいいタイムを出せるよう、貸してやってほしいというのだ。颯乙は駿介も喜ぶはずだと言って、承諾する。

そんな中、駿介は雛が書いた「元気になったらやりたいこと」というメモを見つける。「朝日奈ファンドに入って、朝日奈を手伝う」と書かれていたのを読まれた雛は一瞬怒るが、駿介から大人になっているのを楽しみにしていると言われ、笑顔を見せた。そこに、田中が現れ、雛は彼にあいさつ。田中はとっさに朝日奈ファンドの社員だと言ってごまかした。田中は死期が迫ってる人間には自分の姿が見えることがあると言う。そろそろ心の準備をしておいたほうがいいと言う田中に、駿介は二度と雛の前に現れるなと言い放った。

プロテスト前日。健造は朝日奈に駿介のスパイクを手渡し、必ず駿介は帰ってくるはずだと信じていたと言う。「お前は小木駿介だ」と言われた駿介は何かを言いかけるが、健造に止められ、悔いのないよう頑張れとだけ告げられた。その言葉に駿介は礼を言う。

その夜、雛は颯乙に電話し、朝日奈がプロテストに受かったら、お祝いをしようと誘った。なぜ颯乙を誘うのかと怒る駿介に、勇気を出して颯乙に告白しろと言う。

そして、ついにプロテストが始まった。駿介のゼッケンは現役時代の背番号と同じ「4」。駿介は健造から渡されたスパイクを履いて、テストに臨む。その頃、颯乙は駿介の墓の前で、合格を祈っていた。

駿介はトレーニング中のランニングタイムを1秒以上縮めてゴール。一次テストに合格し、お祝いの会が開かれた。雛は朝日奈と颯乙を二人きりにしようと、先に寝ると言い出す。二人で少し話した後、颯乙は帰るが、マフラーを忘れていってしまい、駿介は後を追って届けようとした。そこで、出くわした田中に、二次テストの自信はあるのかと聞かれ「俺は小木駿介だ」と豪語する。すると、引き返してきた颯乙がその言葉を聞いてしまい…。
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キャスト
小木駿介/朝日奈孝也 / 反町隆史(そりまちたかし)
「巨人の満塁男」と異名を取るプロ野球選手・駿介は肩を故障して二軍落ち。シーズン終了後、球団から解雇を告げられる。1年後に現役復帰を決意した矢先、不慮の事故で他界。冷徹なファンド会社社長・朝日奈の体を借りて現世に戻り、球界復帰を目指す。会社の経営のことなどまるで分からない上に、朝日奈の娘だという少女まで現れて悪戦苦闘。さらに、かつての婚約者が朝日奈を訴えている相手側の弁護をしている宿敵だと分かる。冷淡な朝日奈とは一変した情に厚い仕事ぶりをし、部下たちから不審に思われる。
二ノ宮颯乙 / 加藤あい(かとうあい)
正義感の強い新米弁護士。駿介と交際していたが、球界復帰を決意した彼とは婚約破棄となってしまう。駿介を亡くしたショックを忘れるために、仕事に没頭。駿介が魂を宿らせているファンド会社の社長、朝日奈を訴えている相手の弁護を担当している。プロ野球選手を目指すという朝日奈のスウィングを見て、駿介と全く同じことを知って動揺。朝日奈の態度もガラリと変わり、次第に彼に心ひかれていく。
藤本雛 / 志田未来(しだみらい)
自分の母親に朝日奈が生ませた子供だと主張する女子中学生。施設で育てられていたが、朝日奈に金をせびりにやってきた。大人をモノともしない口振りで、朝日奈に接する。初めは彼の金だけが目当てだったが、次第に父親として慕うようになっていく。
田中 / 児玉清(こだまきよし)
天国省の役人。死んでしまった人間を天国に案内する役目を務めている。ふだんは冷静沈着だが、時に人間味ある一面も。天国省のミスで死んでしまった駿介を救うべく、彼の魂を朝日奈の体に宿らせることを独断で決定。下界に戻った駿介を温かく見守っている。
牛山百子 / 青田典子(あおたのりこ)
朝日奈ファンドのアナリスト。駿介が乗り移っているとは知らず、朝日奈の変貌ぶりに驚いている。
中田加代 / 瀬川瑛子(せがわえいこ)
朝日奈に雇われている家政婦。
韓流ドラマ好き。朝日奈に対しても遠慮することなく、何でもズバズバと言う。雛のことを可愛がっている。
前田健造 / 渡辺哲(わたなべてつ)
現役時代の駿介が慕っていた巨人軍のトレーニングコーチ。
朝日奈に乗り移った駿介がプロ野球選手になりたいと言ってきて、初めは相手にしなかったが、テストをしてやることに。朝日奈の金を狙ってのことだったが、彼の中に駿介と重なる部分を見い出し、本気でコーチするようになる。
菱沼司 / 須賀貴匡(すがたかまさ)
父親の法律事務所に勤める敏腕弁護士。後輩の颯乙に秘かにひかれていて、彼女を優しく見守っている。朝日奈を陥れようと、隠し子のことを週刊誌にリーク。そのことが颯乙にも知れてしまい、反発される。

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