ゴッドハンド輝
[第3話]
04/25放送

高校球児の稔彦(佐野和真)が入院してきた。
右手の親指に繊維腫ができていて、担当医の梢(水川あさみ)は切断するしかないと判断。
他の病院でもそう言われてきたというが、ともに担当することになった輝(平岡祐太)は何か手段はないかと考える。

輝は稔彦と屋上でキャッチボールをする。
輝が父親とこんなことをしたことがないと言うと、稔彦も自分の父親の話を始めた。
革職人をしていた父親とはよくキャッチボールをしていたが、今はどこかでのたれ死にしているだろうと言う。

輝が親指切断以外の方法を何も思いつかないまま、オペ当日。
梢は突然、現れた覆面の男にナイフを突きつけられ、稔彦の指を切断せずに治せと命じられる。
稔彦はそれが父親の稔(小倉久寛)だと気付いた。
借金を作って家を出ていったきり、こんな風に現れるとは…と稔彦は稔を罵倒。
稔は自分の指を移植してくれと言って、メスを手に取るが、それは不可能だと制止される。

輝は病巣を全部取ろうと言い、困難な手術を成功させる。
手術後、稔が病室に行くと、稔彦の親指は自分の脇腹に刺さっていた。
そうすることによって、親指を自然治癒させようと輝が考えたのだ。

安田(渡部篤郎)は北見(別所哲也)に、その方法は輝の父親が20年前に論文にしていたと告げる。
輝はその方法を自ら思いついたのだ。

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キャスト
真東輝 / 平岡祐太(ひらおかゆうた)
安田記念病院外科で働く医師。
父親は医学界で“ゴッドハンド ”と呼ばれた外科医・真東光介だ。
しかし輝が幼い頃、光介と出かけた日に乗っていた飛行機が墜落事故に遭い、この事故で父を亡くした。
その飛行機事故で唯一生き残ったのが輝である。
そんな輝の胸には手形のアザが残っている。
このアザは飛行機事故の直後、医師である父が最後の力を振り絞り行った必至の心臓マッサージのアトだった。
そんな父親の血が通っているからか、輝は患者に生命の危機が近づくとまるで別人のような才能を発揮する“絶対的天運”を持ち合わせた男なのである。

四宮梢 / 水川あさみ(みずかわあさみ)
安田記念病院の外科で働く医師。
名門四瑛会病院グループの会長の娘で、幼い頃から医師になる為のエリートコースを歩んできた女性である。
医師に必要なものは「技術」のみと割り切るクールな女性で、患者も自分の腕を振るう「道具」としてしか考えていない。
「北見の再来」と呼ばれているが、輝の才能を誰よりも早く察知したことと、北見に直接指導を受けている為、輝を完全にライバル視している。
佐倉綾乃 / 村川絵梨(むらかわえり)
安田記念病院で看護師として働いている女性。
5人兄弟の長女ということもあり他人を世話する才能に長けている。
普段は穏やかな性格なのだが、怒るとめちゃくちゃ恐い。
もちろん新米の輝に対しても世話焼き程度にフォローを入れていた。
そんなある日、ある事故の処置の際、輝のゴッドハンドぶりを目の当たりにしてからテルに対して興味をもつようになった。
四宮蓮 / 要潤(かなめじゅん)
四瑛会病院で働く外科医で梢の実兄である。
外科医としての腕は北見にも引けをとらないが、独特のリズムで手術をするために助手が毎回変わることをひどく拒み、毎回同じメンバーで手術を行っている。
一見人当たりは良さそうだが、実は影でさまざまな計画をたくらむ謀略家である。
西村学 / 荒木宏文(あらきひろふみ)
安田記念病院で外科医として働いている男。
四宮より年長であるが、腕は四宮には遠く及んでいないのが現状。
直属の部下として輝が入ってきたため先輩ぶった態度を取るが、
オペ中に才能を発揮した輝の前では助手としてもついていくことができない。
見栄っ張りなところはあるが、安田記念病院では憎めない性格の持ち主である。
北見柊 / 別所哲也(べっしょてつや)
安田記念病院で外科部長として外科のとりまとめを行っている。
専門は心臓外科。
その腕は本物でヴァルハラを代表する外科医であり、20年に1度の逸材と評価されている。
そんな彼が今回輝の指導医を担当することになり、これがきっかけで輝の眠っていた才能が開花することとなる。
安田記念病院での通称は“氷凍(こおり)のメス”。
安田潤司 / 渡部篤郎(わたべあつろう)
安田記念病院の院長。彼は『理想の医療』を追求することに専念しており、
現在もプロジェクト“プロジェクト・ヴァルハラ”を遂行している。
過去にアメリカで修行した経験も持ち天才外科医「黄金の左手」の異名をもつ天才外科医として活躍している。
そんな彼が『理想の医療』を追及するようになったきっかけがテルの父・真東光介との出会いであった。
真東光介 / 寺脇康文(てらわきやすふみ)
輝の父親で医学界で“ゴッドハンド”と呼ばれた伝説の天才外科医である。
そのゴッドハンドを振るうのは国内に留まらず、“ドクター・イースト”の名で世界中を飛び回り、
治療不可能と診断され途方に暮れている患者に手を差し伸べ、
数々の奇跡的な治療を行ってきた。
しかし15年前のある日、息子の輝と搭乗していた航空機が墜落事故を起こし、2人は海へ放り出された。
なんとか岸にたどり着いた2人だったが、
溺死寸前の息子の輝の生命をゴッドハンドによる心肺蘇生で救い、その後自身は息を引き取った…。
林 直行 / 中林大樹(なかばやしだいき)
安田記念病院で働く外科医の男。身の回りのトラブルに巻き込まれることをとにかく嫌がり、
トラブルを常に避けて立ち回っている。
その立ち回り技術は非常に優れており、医局の皆といい関係を築けている。
しかし新人として輝がやってきたことで、いままでとれていた人間関係のバランスが崩れてしまわないか心配している。
岩永 修 / 長谷川朝晴(はせがわあさはる)
安田記念病院で麻酔医として働く男。
手術の進行を見ながら患者の状態を操る“スリープマスター”として活躍している。
執刀医の手元を見て輸血量や薬の量を調整をする麻酔界のプロ中のプロである。
仕事が終われば非常に穏やかな性格で新人の輝にも優しいアドバイスをしてくれる。

遠藤睦美 / 宮地雅子(みやじまさこ)
安田記念病院で看護主任を務めている女。
仕事に対しては真面目で厳しいところが目立つが、温かい人柄で医師や看護師、患者などから幅広く信頼されている。
輝などの新人が仕出かしたミスで空気が張り詰めるとその雰囲気を和ませるムードメーカーとしても活躍している。

川瀬めぐみ / 朝倉あき(あさくらあき)
安田記念病院で働く看護師で、まだ配属されたばかりの新米である。
令以子のアシスタントとして働いており、一日も早く技術を習得したいと努力しているが、
新しくきた輝の行動に振り回されて飽き飽きしているのが現状…。
佐野令以子 / 林丹丹(はやしたんたん)
安田記念病院で看護師として働いている。
気が強く言葉がキツいが、仕事の手際良さは病院トップクラス。
難しい手術にも参加し、サポートとしての大役を果たすこともある。

乃木邦彦 / 八神蓮(やがみれん)
安田記念病院で麻酔医として働いている。
現在病院内には麻酔医自体が少ないため24時間以上不眠不休で働くことも少なくない。
プライベートな時間はほぼなく、自宅に帰っても研究し技術を磨こうと努力する麻酔科のエースである。

長谷川香織 / 大久保麻理子(おおくぼまりこ)
安田記念病院で看護師として働いている。
いつも元気ではきはきと喋り、仕事もそつなくこなす。
誰にも負けない技術があるわけではないが、安心して仕事を任せられるタイプである。
高橋さやか / 綾那(あやな)
安田記念病院で看護師として働いている。
仕事は出来るが、少しおっとりした性格で天然キャラのようにも見える。

片岡貢 / 小林隆(こばやしたかし)
安田記念病院で外科医として働いている。穏やかな性格で、面倒見がよく、輝などの新人にも丁寧に指導を行う。
しかし、ヴァルハラのなかでもトップクラスのオペ技術を持つのも事実。
患者も彼の誠実さに絶大な信頼を寄せている。
最近は四宮の指導医を担当しており、
彼女の優れた技術に関心しながらも、時に鋭いアドバイスを送る。

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