イケメン♂パラダイス
[第6話]
海の家で数日を過ごした芦屋瑞稀(堀北真希)は、中津秀一(生田斗真)たちと寮に戻ってくる。08/07放送
戻るとすぐに、中津は瑞稀に「なんで陸上部の合宿に行ったのに海の家に戻ってきたのか」と聞くが、瑞稀は答えない。しかし、寮の水道工事が終わったからと自分の部屋に戻ろうとする中津に、瑞稀は「もう少しいてくれねえか」と頼む。
中津は嬉しさを隠せず、「友達から恋人になることがあると思うか」「瑞稀にも気になっている人がいるのか」「それは身近な人なのか?」など聞く。その一つ一つに瑞稀は頷くが、「ずばり、好きなのか?」と聞くと、そうではないと答える。それを聞いて複雑な心境の中津。実は瑞稀は、もしかしたら佐野を追い詰めているのは自分ではないかと思い、佐野に会うのが怖くなっていたのだ。
一方、佐野泉は陸上部の合宿から戻り、黙々と練習を続けていた。はまだ跳ぶことはできないが、必死で練習に打ち込んでいた。そんな佐野を、カメラマンの原秋葉(紺野まひる)が狙う。すると、そこへ、神楽坂真言(城田優)がやってきて「足癖が悪い」と言い捨てる。いつものふてぶてしい言い方だったが、この一言に佐野はハッと気づく。
佐野が部屋に戻ってくると、中津しかいなかった。瑞稀は中津を部屋に残したまま、飛び出していってしまっていた。結局、部屋に戻ることもできず、保健室で一夜をすごしてしまう。
翌朝、中津は、戻ってこなかった瑞稀のことについて、何かあったのかと佐野に尋ねる。だが、佐野は「知らない」の一点張りだった。
その頃、瑞稀は校医の校医・梅田北斗(上川隆也)に、自分の悩みを話していた。佐野にあんな苦しい思いをさせたのは自分ではないか。この学校にくればすべて丸く収まると思っていたのに……。だが、梅田は言う。「佐野が土下座までしたのは飛びたいからだ。たしかに苦しいが、佐野はきちんと前を向いている」と。
桜坂スポーツに「桜坂学園に眠る宝を見つけ出せ」という見出しが躍った。どうやら校長からの指示らしい。それを聞いて、埋蔵金か札束か株券かと盛り上がる寮生たち。難波南(水嶋ヒロ)、中央千里(木村了)の第二寮、天王寺恵(石垣佑磨)の第一寮、オスカー・M・姫島(姜暢雄)の第三寮がいがみ合うようにスタートを切る。
そんな時、瑞稀の両親がアメリカからやってきた。「ずいぶんボーイッシュになっちゃって〜」という母・英子(筒井真理子)には答えず、逆に瑞稀は「何しにきたの?」という。ハネムーンと冗談めかした答えが返ってきたが、実は父・拓見(山崎一)が、瑞稀のことを心配していたらしい。今日はホテルに一緒に泊まるでしょ? と聞かれ、一瞬戸惑うが、寮に帰らなくてすむと思った瑞稀は「泊まる」と言ってしまう。
店を出ようとすると、中津が今池こまり(黒瀬 真奈美)とデートしている場面に出くわした。慌てた瑞稀は両親を外に出し、中津に「今日は寮に戻らないから」と告げる。
中津が寮に戻ると、佐野が着替えに戻ってきたところだった。中津はさっき瑞稀と会って、両親とホテルに泊まると言ってたと伝える。そして、「やっぱり何かあったんだろ?」と尋ねた。すると佐野は「がっかりさせちまった。あいつがわざわざ来たのに、おれ、跳べなかったから」と答える。しかし、「そんなことで瑞稀はおまえを避けるわけがない」と中津はいい、何がほかに理由があるのでは? と聞く。しかし、佐野は、「今の自分は跳ぶしかない」と部屋を出て行く。
瑞稀は母親とショッピングをしたりと、戸惑いつつも楽しい時間を過ごしていた。そんな時、母親に「何かあったんでしょう。顔見ればすぐにわかる。好きな人でもできた?」と言われる。瑞稀は即座に否定し、「ただ、胸がモヤモヤするだけ」と言う。そこに中津から呼び出しの電話がある。瑞稀は、夕食には戻ると母に約束をして、中津が待つ場所へ向かう。
瑞稀が中津との待ち合わせ場所に行くと、そこには佐野がいた。そこで、2人とも中津にはめられたことに気づく。その2人の姿を遠くから見て、「おれっていいやつだなあ」としみじみする中津。
「何で黙って帰った?」と佐野に聞かれ、瑞稀は答えられない。「土下座しておれが傷ついていると思ったか?」と質問をかえられ、「ちょっと……いや、かなり」と頷く。そんな瑞稀に対し、佐野は「ばっかじゃないの? おれはおまえのために跳んでるわけじゃねえって。相変わらず思い込みの激しいヤツだな」と言うが、瑞稀は傷ついていた。そんな瑞稀を見て、佐野は慌ててフォローしようとするが、遅かった。「そんな言い方ねえだろ。おれはおれですっげえ落ち込んだんだぞ。佐野に悪いことしちまったって」と瑞稀は言い返す。結局、しょうもないことで言い合いになってしまう2人。
ひとり、寮にもどった中津がパンの自動販売機でパンを買おうとすると、何かカードが入っていた。果たしてそれは、みんなが躍起になって探している宝探しのキーワードが書かれているものだった……。
両親と夕食をともにしていた瑞稀に、母は「アメリカに帰ってくれば?」とそれとなく言う。瑞稀がため息まじりに「かえろっかな……」というと、父に「やらなきゃいけないことがあるんじゃないのか。ちゃんとやり遂げたのか」と言われ、口ごもってしまう。
と、そこに中津から電話がかかってきて、「何で佐野とあわせた?」とつっかかる瑞稀。しかし、中津は「佐野とおまえは売り言葉に買い言葉でしょっちゅうケンカしてるけど、佐野がそうやってからむのっておまえ以外見たことないし、それって心開いてるってことなんじゃねえの? だから早く帰ってこい」と励ます。
翌日、両親と過ごしていると、不意に母が「佐野泉くんのために来たんでしょう? 佐野くんのことが好きなの?」と言う。瑞稀は否定するが、「恋愛するのは悪いことじゃないのよ」と母は笑う。人には触れてみて初めてわかることだってあると。
瑞稀は父に言った。「私、もうちょっとここで頑張ってみる。私、佐野がハイジャンを跳んだら、アメリカに帰る」。そんな瑞稀に父は「おまえは自分の信じた道をいけばいい」と言い、アメリカに帰っていった。
その頃、宝探しゲームは続いていた。各寮が情報を隠しあっているから、最終的な結論にたどり着けないのだ。そこに、寮の入り口にささっていたという矢(桜スポ)をもって、瑞稀が帰ってきた。桜スポには「One for all,all for one」と書かれていた。「要するにみんなで力をあわせろってことだろ」と瑞稀が言うと、各寮、持っているカードを出し合う。と、「HIBARI」という文字になった。全員で花屋敷ひばり(岩佐真悠子)のところに行き、カードをゲットする。そして、寮生たちは初代校長の肖像の下に金庫を見つけた。そこには「三寮長が団結しなければ学園の未来はない。花桜会という強い絆を持ってこの学生服を身にまとい、数々の試練に立ち向かってほしい」とあった。つまり、花桜会を復活しろというのが校長の命令だったのだ。白い学ランに身をつつむ三寮長に歓声をあげる寮生たち。
いつもはほかの部員たちが帰ってから跳ぶ練習をする佐野だったが、今日は、みんなの前で跳ぼうとしていた。カメラを構える原秋葉(紺野まひる)。秋葉も佐野の復活に、自分のカメラマン生命をかけていた。そして……佐野は跳んだ! 地区予選の標準記録だがきれいなジャンプが決まったのだ。
関目(岡田将生)からそのことを聞いた瑞稀は寮を飛び出し、佐野の元に走り出す。
「おせえんだよ」という佐野に、瑞稀は「跳ぶなんて一言も言ってなかったじゃねえか! 跳んだってほんとかよ!」と息を荒くする。佐野は「あんなの跳んだうちにはいらねえよ」と強がりながらも、「おまえには、ちゃんとした舞台で見てほしいから。まだ見せたくねえんだよ」と素直な気持ちを瑞稀に伝える。それを聞いた瑞稀は「よかったなと思って」と涙ぐむ。そんな瑞稀を佐野はつい抱きしめてしまう! その2人の姿を、偶然、瑞稀を探しにきた中津が見てしまい……。
瑞稀は自分の気持ちに気づいてしまった……佐野のことが好きだ、と。
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キャスト
佐野泉 / 小栗旬(おぐりしゅん)桜咲学園2年生で中学時代には高跳び選手として将来を有望視されていた。
しかし、ある事件をキッカケに高飛びを止めた。
一応、陸上部に籍はおいているが、活動はせず体育の授業もサボっている。
クラスメイトであり、寮では同室になった瑞稀をうざいと思うが、次第に「決して諦めないパワー」に影響されていく。
酒にめっぽう弱く、料理や菓子に入っている微量の酒でも酔ってしまい、誰彼構わずキスをするいう一面も。
芦屋瑞稀 / 堀北真希(ほりきたまき)
アメリカ帰りの帰国子女で、桜咲学園2年生に編入。
中学生の頃、当時、将来を有望視されていた高跳びの選手・佐野泉が跳ぶ姿を見て感動し、ファンになる。
しかし、佐野が自分のせいで高跳びを止めたことを知り、「もう一度跳んでもらいたい」と日本に帰国。本当は女だが、さらしで胸をつぶし、全寮制の男子校に“男”として編入する。
佐野とはクラスメイトで、寮でも同室。
性格は、底抜けに明るく、感情表現もストレート。
スポーツ万能で、特に足が速い。
中津秀一 / 生田斗真(いくたとうま)
桜咲学園2年生でスポーツ万能なサッカー少年。
瑞稀、佐野のクラスメイトであり、親友でもある。
瑞稀が女であることには気づいていないが、なぜか恋心を抱いてしまい、
自分はホモなのではと真剣に悩んでいる。
賑やかでお調子者だが、ムードメーカーでもあり、友達思いで、熱く純粋な気持ちの持ち主。
芯も強く、一度決めたことは決して曲げない。
瑞稀に対しての思いも、自分で納得してからは真っ直ぐに向かっていく。
難波南 / 水嶋ヒロ(みずしまひろ)
桜咲学園3年生で瑞稀、佐野、中津らが生活している第二寮の寮長でもある。
女の子が大好きな学校一のプレイボーイ。
外見と行動はナンパだが、中身は男気あふれており、後輩思いでもある。
強いリーダーシップがあるため、寮生からも信頼されているが、特に2年生からは熱狂的に好かれている。
第一、第二、第三の三寮長からなる“花桜会”のメンバーとして、生徒会長的な役割も果たしている。
関目京悟 / 岡田将生(おかだまさき)
桜咲学園2年生で瑞稀、佐野、中津らのクラスメイト。
一見すると知的でクールなキャラだが、実はナンパ大好き。
だが、いつも「いい人ね」で終わってしまう。
陸上部の部長でありながら、陸上に打ち込めずにいたが、困難を乗り越えて高跳びに復帰する佐野や、何事に対しても全力投球の瑞稀らと接しているうちに、少しずつ本気で向き合うようになる。
中央千里 / 木村了(きむらりょう)
桜咲学園2年生で、瑞稀、佐野、中津らのクラスメイト。
顔が命の美少年。
自分と同じ“かわいい系”の瑞稀をライバル視し、最初は何かと嫌がらせをしたりもするが、やがて仲良しになり、瑞稀にさまざまな悩みを相談するように…。
しかし、そのほとんどは難波の話題ばかり。
ただ、本人曰く、ホモではなく「難波先輩は特別」だとか。
難波に近づこうとする聖ブロッサム学園の女子たちを片っ端から蹴散らしていく。
萱島大樹 / 山本裕典(やまもとゆうすけ)
桜咲学園2年生で、瑞稀、佐野、中津らのクラスメイト。
中津とは同室。
霊感少年で人のオーラが見え、瑞稀に恋心を抱く、中津のオーラを興味深く観察している。
かつては、その不思議な能力から周囲に気味悪がられていたが、唯一、普通に接してくれたのが中津だったのだ。
何に対しても余計な詮索も口出しもせずに、じっと人の話を聞き、
本当に必要なときだけ、そっと手を差し伸べるタイプ。
梅田北斗 / 上川隆也(かみかわたかや)
桜咲学園の保健医。しかし、実は「身体を見るだけで性別が分かる」というゲイ。
ただし、男なら誰でもいいわけではなく、未成年には一切手を出さないのがポリシー。
瑞稀のことを誰よりも先に「女」だと見破った。
女なのに男子校に入ってきた瑞稀が珍しく、しばらくしてから学校に突き出そうと考えている。
しかし、次第に瑞稀の佐野への真っ直ぐな思いを知り、誰にも言わずに、その存在を認めることに…。
やがて、公私にわたり瑞稀が頼る相談相手になるのだが・・・。
嵯峨和真 / 溝端淳平(みぞばたじゅんぺい)
野江伸二 / 五十嵐隼士(いがらししゅんじ)
北花田航平 / 武田航平(たけだこうへい)
花屋敷ひばり / 岩佐真悠子(いわさまゆこ)
今池こまり / 黒瀬真奈美(くろせまなみ)
原秋葉 / 紺野まひる(こんのまひる)
佐野岳彦 / 杉本哲太(すぎもとてった)
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