モップガール
[第4話]
あるビルの屋上――。メイド喫茶に勤める真理(小出早織)が殺された。そして容疑者と思われる彼女の店の常連だった小説家の塚田(坂本真)は、真理を殺した直後にその凶器のナイフで自殺をしたのだった。11/02放送
塚田の遺体を引き取りに彼の自宅に行った桃子(北川景子)と将太郎(谷屋章介)は、報道陣にもみくちゃにされる。
記者に押されて塚田の母(山口美也子)の手から、馬の形をしたチェスの駒が落ちるのを桃子は目撃する。そして、その駒に触れたとたん、アノ、耳鳴りが…。
事件当日の朝に時間をさかのぼった桃子は、塚谷の犯行を止めようと塚田を尾行する。彼はメイド喫茶で嫌がる真理に詰め寄る様子を目撃する。さらに探ると、真理はメイド喫茶の社長から給料の前借りをしている事を突き止めた。
将太郎も巻き込んで真理を尾行する桃子は、真理が彼女の恋人である弘樹(泉政行)に前借りした給料が入った封筒を渡すのを見る。
「娘さんの手術代の足しにして」
遠慮しながらも弘樹は封筒を受け取り、さらに金融会社へ融資の肩代わりをしてもらえるようほのめかす。
「自分は借金をしているので、もう借りられない」
弘樹に夢中な真理は自分の名義で融資を受けることを承諾し、弘樹の言うままに100万円を借りてしまう。
将太郎がサラ金を探りにいくと、弘樹とサラ金従業員が仲良く話をしていた。彼らはグルになって真理を騙していたのだ。
一方、桃子が真理の後をつけていると塚田が現れる。真理を逃がす一方で、桃子は塚田に「真理を傷つけることはやめてほしい」と訴える。しかし、「彼女が僕に振り向かないことは分かっている。僕は彼女を守りたいんだ!」と話した。そして「彼女に“ありがとう”と伝えてほしい」と言う。そして「真理さんに、僕の小説『吠えナイト!』の後書きを読んでほしい」と伝言を頼んで去っていく…。
後書きを読んだ桃子は、これから起こる殺人事件の真実を知り愕然とする。
塚田は犯人じゃない!? いったい誰が犯人なの?
桃子が事実を整理する間にも、刻々と殺人事件の発生した時間が迫っていた。
塚田と真理、そして弘樹が殺人事件の発生したビルの上にいた。
塚田は真理に、こっそり録音した弘樹とサラ金従業員の会話を聞かせ、弘樹の正体をばらしていた。塚田は「二度と真理に手をださないと誓えばデータを消去する。さもなくば、警察に届け出る・・・」と、弘樹に迫る。
しかし、弘樹は真理の首にナイフを当てて、データをよこせと迫る。
駆けつけた桃子は、そばにあった掃除用具の中からモップを取り出しと、モップを振りかざして弘樹に向かって駆け込んだ。
桃子の突進に弘樹が気をとられた瞬間、塚田は弘樹に飛びかかり揉み合いになるなか、弘樹はフェンスに体を強打し、そのまま気絶する。
「真理さんを守れて良かった…」弘樹に胸を刺された塚田はそのまま帰らぬ人に。
「塚田さん!塚田さん!」震えながら何度も何度も声をかける桃子を、駆けつけた将太郎が見守っていた…。
塚田の葬式に真理。真理を取り囲む報道陣を将太郎は制止する。
しかし、真理は塚田の遺体を見ずにすぐ帰ろうとした。慌てて止める桃子に真理は、「塚田さんには感謝しています。弘樹もそれなりに事情があった。これからも私は弘樹の理解者として支えていきます」予想もしなかった言葉に、桃子は耳を疑った。
真理は、塚田が真理に好意を持ったときの出来事すら覚えていなかったのだ。
愕然とする桃子に、塚田の母は言う。
「あなたのおかげで真理さんは助かった。息子はずっと真理さんのナイトになりたかった。息子の望みは叶ったのです」
塚田の母は桃子に“あの”チェスの駒を渡した。
「息子の夢を叶えてくれた、あなたに(この駒を)持っていてほしいんです」
やるせない桃子の頬を涙がとめどなく流れる。
そんな桃子を将太郎は見つめていた…。
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キャスト
長谷川桃子(はせがわももこ) / 北川景子(きたがわけいこ)天然系で聞き間違いや言い間違いは日常茶飯事。勝手な思い込みで行動してしまうので、誰かに迷惑をかけることもしばしば…。でも、見た目はナイス・スタイルの美女だから実に惜しい!
本当の目標はウェディングプランナーだった。だから総合商社「エンジェル・ライフコミュニケーションズ」に就職したが、持ち前のおっちょこちょいぶりで、あっという間に関連会社の葬儀社「リトル・エンジェルズ」へと左遷されてしまう。
そんなぶきっちょな桃子だが、本当は大病院「長谷川ウィリアムズ記念総合病院」院長の娘なのだ。
ある時、死者の遺品意触ると時空を超えて過去に戻る、タイムスリーブする能力に目覚める。そして、不幸にも死んでしまった彼らの命を救うために自らの使命を感じる(!?)ようになる。
大の筋肉フェチで、自らもトレーニングに励むが、結果は今ひとつだ…。桃子の上司である大友課長との毒舌の混じるかけあいは絶妙だ!
大友将太郎(おおともしょうたろう) / 谷原章介(たにはらしょうすけ)
葬儀会社「リトル・エンジェルズ」特殊清掃課の課長。イケメンで頭脳明晰なのに残念!すごい毒舌家。カッコイイけど運動が大の苦手なところもイマイチ…。
外国人女性限定の女好き(!?)という変わった好みの持ち主で、桃子(北川景子)に対する毒舌は見ものだ。しょっちゅう対立つしているわりには、桃子には欠かせない協力者となっていく…。
正確は相当歪んでいる気がするが…やっぱりハンサムで目が離せない。
若山朗(わかやまあきら) / 高岡蒼佑(たかおかそうすけ)
葬儀会社「リトル・エンジェルズ」の頼れる社員。営業担当。
とにかくハートが熱いぞ!!体育系のテンションの高さは時として周囲をドン引きさせることも。
スポーツマンにありがちなせっかちで単純な正確。野生の感か(!?)直観に優れていて、他人の嘘は素早く見抜く能力の持ち主だ。
今はまっとうな社会人だが、昔はバリバリの元暴走族・特攻隊長!!
大河内日奈(おおこうちひな) / 浅見れいな(あさみれいな)
桃子(北川景子)の高校時代から腐れ縁が続く(!?)友人。
超忙しい週刊誌の編集部で正社員を目指し、ただ今バイトで検討中!
明るくて誰とでもコミュニケーションがとれる社交家。派手なファッションから遊び人に見られることも…。
桃子のよき理解者でお姉さん的存在だ。
横内淳(よこうちあつし) / マギー(まぎー)
池ノ浦署の警部補。白い扇子をいつも持っている。葬儀社「リトル・エンジェルズ」と馴染みの関係にある。上には弱いが下には威張る性格がなんとも…。
中村環(なかむらたまき) / 渡辺夏菜(わたなべなつな)
葬儀社「リトル・エンジェルズ」社長・東(佐藤二朗)の姪っ子。高校生。
「リトル・エンジェルズ」にバイトに来ている。
どこをどう間違えたら東の姪(!?)なのか、顔も性格もスタイルもまったく似ていない。将太郎(谷原章介)もビビる毒舌を吐くこともある、ある意味スゴイ少女だ。
謎の女性 / 堀まゆみ(ほりまゆみ)
12年前、交通事故で桃子(北川景子)を救助するも、自らが助けて亡くなってしまう。
桃子に謎の言葉を残して死んでしまった謎の女性だ。
片岡未樹(かたおかみき) / 池津祥子(いけづしょうこ)
葬儀社「リトル・エンジェルズ」の社員で経理担当。めったに笑わない、まさに"経理のオバちゃん"という言葉がピッタリの地味女。
でも、その気になれば、ものすごい美人に変身する。「女って怖いねえ…」彼女を見ていると、本当にそんな気になってくる。
人生の酸いも甘いも知り尽くした魔性の女タイプだ。
東重男(あずましげお) / 佐藤二朗(さとうじろう)
葬儀社「リトル・エンジェルズ」の社長。
正義感のある人物だが、長いものには巻かれる。明るくて押も強いところは、さすが社長だ。どうみても仕事をしていない(!?)が、どこか憎めないお得なタイプ。
長谷川隆冶(はせがわりゅうじ) / 本田博太郎(ほんだひろたろう)
桃子(北川景子)の父。大病院「長谷川ウィリアムズ記念総合病院」の院長。かっこいい伯父様タイプ。医療の腕も確かだ。
「ウェディング・プランナーになる!」といって、家を出てしまった桃子をとても心配している。
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