モップガール
[第9話]
12/07放送

関東刀心会の組長の北濱(葛山信吾)が、浅田組組長と手打ち式の途中で席を外したとき、暗殺者のルーク(螢雪次朗)の狙撃されてしまう。
桃子(北川景子)の父・隆治(本田博太郎)が院長を務める長谷川ウィリアムズ記念総合病院に運ばれた北濱は、自分の葬儀の生前予約を希望した。そこで、手続きのために呼ばれた桃子と将太郎(谷原章介)、東(佐藤二朗)が北濱の病室へ出向くと、なんと、桃子が北濱から身の回りの世話を頼まれてしまう。
すっかりビビッてしまい断りたくても断れない桃子は、仕方なく北浜の世話をするために病室へ通いだす。が、そうこうしているとき、桃子の兄の圭吾(林泰文)とバッタリ会ってしまう。組長の世話をする桃子を心配する圭吾は、「深入りしてはいけない」と忠告をした。
誰にも秘密にしていることだが、北濱は末期がんで「いつ亡くなってもおかしくない状態」なのだと・・・。

夕方、北濱は桃子に、誰にも知られずに病院を抜け出したい、と、相談を持ちかける。ところが容態が急変し、北浜は「桃子…会いたかった。あの日、俺が遅れなければ・・・」と言い残して息を引き取ってしまう。

その後、北濱の遺品である腕時計に触れた瞬間、いつもの激しい耳鳴りに襲われて、桃子はタイムトリップをして、その日の朝に戻ってしまった・・・。

亡くなる前に北濱の想いを叶えてあげたいと、桃子は将太郎(谷原章介)をうまくまるめ込んで、北濱を病院から抜け出させる。
北濱は幼馴染の桜子(石田ひかり)と「16時に会う約束をしている」というが、16時が北濱の死亡時刻だったので、それでは間に合わない・・・と、考えた桃子は、桜子の家へ向かうことを発案する。桃子と将太郎、朗(高岡蒼甫)、圭吾たちが桜子宅に向かうと、彼女は結婚して既に引っ越していたのだった。
それを追跡していたスナイパーのルーク。

北濱は桃子たちに、自分と桜子の間柄を話し始めた。2人は幼なじみで、高校時代には付き合っていた。桃子が触れた腕時計は、そのころに桜子から貰ったもの。
しかし、大地主の娘の桜子と不良少年の北濱を、桜子の両親が引き離そうとして、2人は駆け落ちを計画したのだそうだ。
20年前のこの日の午後4時、待ち合わせをして駆け落ちしよう・・・ところが、北濱は途中で悪い奴らに絡まれて遅刻をしてしまう。
結局、2人は会えなかったが、「10年前の今日、それがだめなら、また10年後の今日の4時に同じ場所で落ち合おう」2人は約束をして別れたのだという・・・。
その後、極道に身を染めた北濱は、桜子を諦めることに決めるが、先日、自分ががんで「余命が数ヶ月しかない」と聞いて、せめて一度、桜子に会って、「あの日、遅刻したことを謝りたかった」と話す。

北濱の話が終わった直後、ルークが目の前に現れる。桃子たちは村の青年団に助けられルークを取り押さえ北濱を救うが、通報したために警察が急行、北浜は病院に収容されそうになるが、桃子と将太郎はなんとか北濱を連れて逃げ出した。

約束の4時。北濱と桜子の約束の場所で桜子を待つが、北濱は吐血をして苦しみ出す、が、桜子はまだ来ない。
突然、北濱は桜子の名を呼んで20年前の遅刻を詫びだした。北濱は薄れゆく記憶の中で幻を見ていたのだ。
やがて、北濱は息をひきとった・・・と、そこへ、桜子がやって来たのだ。
桃子は桜子に、北濱が伝えたかった想いを伝える。

「私も忘れなかったよ――」

何度も、何度も、「ありがとう」と、安らかなに眠った北濱に、涙を流しながら語りかける桜子だった・・・。

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キャスト
長谷川桃子(はせがわももこ) / 北川景子(きたがわけいこ)
天然系で聞き間違いや言い間違いは日常茶飯事。勝手な思い込みで行動してしまうので、誰かに迷惑をかけることもしばしば…。でも、見た目はナイス・スタイルの美女だから実に惜しい!

本当の目標はウェディングプランナーだった。だから総合商社「エンジェル・ライフコミュニケーションズ」に就職したが、持ち前のおっちょこちょいぶりで、あっという間に関連会社の葬儀社「リトル・エンジェルズ」へと左遷されてしまう。

そんなぶきっちょな桃子だが、本当は大病院「長谷川ウィリアムズ記念総合病院」院長の娘なのだ。

ある時、死者の遺品意触ると時空を超えて過去に戻る、タイムスリーブする能力に目覚める。そして、不幸にも死んでしまった彼らの命を救うために自らの使命を感じる(!?)ようになる。

大の筋肉フェチで、自らもトレーニングに励むが、結果は今ひとつだ…。桃子の上司である大友課長との毒舌の混じるかけあいは絶妙だ!
大友将太郎(おおともしょうたろう) / 谷原章介(たにはらしょうすけ)
葬儀会社「リトル・エンジェルズ」特殊清掃課の課長。イケメンで頭脳明晰なのに残念!すごい毒舌家。カッコイイけど運動が大の苦手なところもイマイチ…。

外国人女性限定の女好き(!?)という変わった好みの持ち主で、桃子(北川景子)に対する毒舌は見ものだ。しょっちゅう対立つしているわりには、桃子には欠かせない協力者となっていく…。

正確は相当歪んでいる気がするが…やっぱりハンサムで目が離せない。
若山朗(わかやまあきら) / 高岡蒼佑(たかおかそうすけ)
葬儀会社「リトル・エンジェルズ」の頼れる社員。営業担当。

とにかくハートが熱いぞ!!体育系のテンションの高さは時として周囲をドン引きさせることも。

スポーツマンにありがちなせっかちで単純な正確。野生の感か(!?)直観に優れていて、他人の嘘は素早く見抜く能力の持ち主だ。

今はまっとうな社会人だが、昔はバリバリの元暴走族・特攻隊長!!
大河内日奈(おおこうちひな) / 浅見れいな(あさみれいな)
桃子(北川景子)の高校時代から腐れ縁が続く(!?)友人。

超忙しい週刊誌の編集部で正社員を目指し、ただ今バイトで検討中!

明るくて誰とでもコミュニケーションがとれる社交家。派手なファッションから遊び人に見られることも…。

桃子のよき理解者でお姉さん的存在だ。
横内淳(よこうちあつし) / マギー(まぎー)
池ノ浦署の警部補。白い扇子をいつも持っている。葬儀社「リトル・エンジェルズ」と馴染みの関係にある。上には弱いが下には威張る性格がなんとも…。
中村環(なかむらたまき) / 渡辺夏菜(わたなべなつな)
葬儀社「リトル・エンジェルズ」社長・東(佐藤二朗)の姪っ子。高校生。

「リトル・エンジェルズ」にバイトに来ている。

どこをどう間違えたら東の姪(!?)なのか、顔も性格もスタイルもまったく似ていない。将太郎(谷原章介)もビビる毒舌を吐くこともある、ある意味スゴイ少女だ。
謎の女性 / 堀まゆみ(ほりまゆみ)
12年前、交通事故で桃子(北川景子)を救助するも、自らが助けて亡くなってしまう。

桃子に謎の言葉を残して死んでしまった謎の女性だ。
片岡未樹(かたおかみき) / 池津祥子(いけづしょうこ)
葬儀社「リトル・エンジェルズ」の社員で経理担当。めったに笑わない、まさに"経理のオバちゃん"という言葉がピッタリの地味女。

でも、その気になれば、ものすごい美人に変身する。「女って怖いねえ…」彼女を見ていると、本当にそんな気になってくる。

人生の酸いも甘いも知り尽くした魔性の女タイプだ。

東重男(あずましげお) / 佐藤二朗(さとうじろう)
葬儀社「リトル・エンジェルズ」の社長。

正義感のある人物だが、長いものには巻かれる。明るくて押も強いところは、さすが社長だ。どうみても仕事をしていない(!?)が、どこか憎めないお得なタイプ。
長谷川隆冶(はせがわりゅうじ) / 本田博太郎(ほんだひろたろう)
桃子(北川景子)の父。大病院「長谷川ウィリアムズ記念総合病院」の院長。かっこいい伯父様タイプ。医療の腕も確かだ。

「ウェディング・プランナーになる!」といって、家を出てしまった桃子をとても心配している。

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