龍馬伝
[第14話]
04/04放送

土佐から姿を消した龍馬(福山雅治)は東洋(田中泯)暗殺の疑いを掛けられる。
象二郎(青木崇高)から龍馬の捕縛を命じられた弥太郎(香川照之)は井上佐一郎(金山一彦)とともに大坂へ向かった。

一方、半平太(大森南朋)は藩の政治を動かすまでの存在となっていた。
彼は藩の保守派と手を組んで、藩主の山内豊範(染谷将太)を上洛させようとし、大坂へ向かう。

そんなある日、大坂の弥太郎の前に龍馬がふらりと現れた。
龍馬は沢村惣之丞(要潤)と別れた後、薩摩に向かったのだという。
薩摩の反射炉や大型船を見たかったのだが、薩摩には入れなかった。
自分が東洋を暗殺した疑いを掛けられていることは知っている龍馬はそのことを否定。
弥太郎が龍馬を捕らえに来たことも察し、そんな役割は向いてないから土佐へ帰れと言う。

そこにやってきた佐一郎が龍馬の姿を見かけ、周囲の人間に声を掛けて彼を捕らえようとする。
だが、龍馬が助太刀の人間の袴を斬って剣の腕を見せつけると、佐一郎は逃げていった。

その後、龍馬は大坂の土佐藩の陣屋に半平太を訪ねていった。
自分が正しかっただろうと言う半平太に、龍馬は誰に東洋を斬らせたのかと問う。
半平太は東洋を恨む人間は多く、殺されたのも天命だと言うばかりだった。

土佐から東洋暗殺犯を追ってきている者がいると龍馬から聞いた半平太は、それを以蔵(佐藤健)に語る。
今となっては、昔のように悩みを語れる友達は以蔵だけだというのだ。

それを聞いた以蔵は秘かに佐一郎を追い、彼を殺した。
その遺体が運ばれる現場に遭遇した龍馬は、半平太がし向けたことに違いないと確信する。
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キャスト
坂本龍馬 / 福山雅治(ふくやままさはる)
土佐藩の町人郷士・坂本家の次男として誕生。
龍馬は自由で合理的な町人気質にふれながら育ったため、自由なところが多い。
土佐藩を飛び出し、勝海舟のもとで航海術を習得、海援隊を組織する。
薩摩藩と長州藩という対立していた二藩の間を調停し、薩長同盟を締結させた。

岩崎弥太郎 / 香川照之(かがわてるゆき)
土佐藩の地下浪人。
貧しい暮らしに耐えて学問に励んだ努力の人。
吉田東洋に見出され、出世を遂げた。
龍馬の海援隊の活動を金銭面で支えた人物。
龍馬が死んだ後は、巨大商社を一代で築き上げた。
龍馬に対し常にライバル意識をもっていた。

武市半平太 / 大森南朋(おおもりなお)
土佐藩の白札。
龍馬の幼なじみで、文武両方に優れていた。
土佐勤王党を結成し、吉田東洋の暗殺を企て、一時は土佐藩だけでなく朝廷をも動かす力を握っていた。
しかし公武合体派が朝廷を牛耳るとみるみるうちに失脚し、切腹を命じられてしまう。
性格は生真面目で、融通の利かないところが多少ある。
平井加尾 / 広末涼子(ひろすえりょうこ)
土佐藩郷士・平井収二郎の妹で、龍馬の幼なじみ。
加尾は龍馬に思いを寄せる。
しかし、龍馬と加尾が近づくことを警戒した兄によって二人の間は引き裂かれてしまう。

楢崎龍 / 真木よう子(まきようこ)
京都の医者の娘で、龍馬の妻。
父を失い、母と妹2人と弟2人を抱えるという過酷な時期を過ごしてきた。
寺田屋で襲われた龍馬を助けた。
長崎から下関へと移り住み、日本中を駆けめぐる龍馬を陰ながら支え続けた。

坂本乙女 / 寺島しのぶ(てらしましのぶ)
坂本家の三女で、龍馬の姉。
龍馬は12歳で母を亡くしているので、3歳年上の乙女が母親代わりだった。
いつも龍馬のことを気にかけ、泣き虫だった龍馬を強い男に鍛えあげた。
龍馬にとっては最愛、最大の理解者であった。

千葉佐那 / 貫地谷しほり(かんじやしほり)
江戸の名門・千葉道場の娘。
千葉道場を代表する剣術の腕をもっている。
負けん気が強い。
江戸に剣術修業に来た龍馬と出会い、真摯に剣に向かう龍馬の姿にだんだんと惹かれていく。


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