龍馬伝
[第18話]
05/02放送

海軍を作ろう!

龍馬(福山雅治)と長次郎(大泉洋)は勝(武田鉄矢)の塾の訓練生を集めるため、大坂の町に出た。
そこで、沢村惣之丞(要潤)と出くわし、龍馬は一緒に海軍を作ろうと誘う。
幕府側の勝の名前を聞いた惣之丞は反発するが、龍馬の話に納得し、塾で学び始める。
だが、ほかの面々は異人と戦わないための海軍という勝の考えを知らず、戦いのためのものと思っていた。

一方、家茂(中村隼人)が上洛。武市(大森南朋)は攘夷を約束させようと朝廷内で暗躍していた。
そんな武市らのことが気に入らない容堂(近藤正臣)は土佐勤王党の分裂を画策。
党の2番手である収二郎(宮迫博之)を武市から離反させようと策を巡らせていた。

やがて、龍馬と長次郎のもとを土佐勤王党の望月亀弥太(音尾琢真)や高松太郎(川岡大次郎)、千屋寅之助(是近敦之)らが訪れ、入塾を申し出る。
だが、それが容堂の策略だとは、ふたりは気づかなかった。

ついに家茂は帝の前で攘夷の断行を宣言した。
帝からその期日を問われた慶喜は、支度が調い次第だと答える。
全ては武市の思い描いた筋書き通りに進んでいた。

そんな中、武市は容堂から呼び出される。
この度の自分の動きをほめられるものと思った武市だが、容堂は海軍操練所に勤王党からも訓練生を出せと言われる。
反論しようとする武市を、容堂の家臣が叱責。
さらに、容堂は、勝のもとにいる龍馬の脱藩を許すと告げる。
勝のもとで、藩士たちが世話になるからだという。

その後、収二郎に容堂の家臣から声が掛けられる。
容堂は収二郎のことを評価し、武市の代わりに藩を盛り立てろと言って、彼の功名心に火を付ける。

一方、以蔵(佐藤健)は武市から何やら耳打ちをされ、勝のもとに出向く。
彼の顔を見た龍馬が何をしに来たのかと問うと、勝は自分の斬りに来たのだろうと言う。
以蔵は勝から地球儀を見せられ、日本の小ささを知った。
その話に感銘を覚える以蔵に、龍馬は海軍に入れと誘う。

武市は容堂に攘夷後は五大老として活躍してほしいと提言。
だが、容堂は攘夷派の面々が将軍家を困らせてるのはうんざりだと言って、土佐に帰ると告げる。

武市が帰宅すると、そこには収二郎をはじめ、勤王党の面々の姿はなかった。
その頃、収二郎は三条実美(池内万作)のもとにいた。

そして、攘夷はついに5月10日と決まる。
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キャスト
坂本龍馬 / 福山雅治(ふくやままさはる)
土佐藩の町人郷士・坂本家の次男として誕生。
龍馬は自由で合理的な町人気質にふれながら育ったため、自由なところが多い。
土佐藩を飛び出し、勝海舟のもとで航海術を習得、海援隊を組織する。
薩摩藩と長州藩という対立していた二藩の間を調停し、薩長同盟を締結させた。

岩崎弥太郎 / 香川照之(かがわてるゆき)
土佐藩の地下浪人。
貧しい暮らしに耐えて学問に励んだ努力の人。
吉田東洋に見出され、出世を遂げた。
龍馬の海援隊の活動を金銭面で支えた人物。
龍馬が死んだ後は、巨大商社を一代で築き上げた。
龍馬に対し常にライバル意識をもっていた。

武市半平太 / 大森南朋(おおもりなお)
土佐藩の白札。
龍馬の幼なじみで、文武両方に優れていた。
土佐勤王党を結成し、吉田東洋の暗殺を企て、一時は土佐藩だけでなく朝廷をも動かす力を握っていた。
しかし公武合体派が朝廷を牛耳るとみるみるうちに失脚し、切腹を命じられてしまう。
性格は生真面目で、融通の利かないところが多少ある。
平井加尾 / 広末涼子(ひろすえりょうこ)
土佐藩郷士・平井収二郎の妹で、龍馬の幼なじみ。
加尾は龍馬に思いを寄せる。
しかし、龍馬と加尾が近づくことを警戒した兄によって二人の間は引き裂かれてしまう。

楢崎龍 / 真木よう子(まきようこ)
京都の医者の娘で、龍馬の妻。
父を失い、母と妹2人と弟2人を抱えるという過酷な時期を過ごしてきた。
寺田屋で襲われた龍馬を助けた。
長崎から下関へと移り住み、日本中を駆けめぐる龍馬を陰ながら支え続けた。

坂本乙女 / 寺島しのぶ(てらしましのぶ)
坂本家の三女で、龍馬の姉。
龍馬は12歳で母を亡くしているので、3歳年上の乙女が母親代わりだった。
いつも龍馬のことを気にかけ、泣き虫だった龍馬を強い男に鍛えあげた。
龍馬にとっては最愛、最大の理解者であった。

千葉佐那 / 貫地谷しほり(かんじやしほり)
江戸の名門・千葉道場の娘。
千葉道場を代表する剣術の腕をもっている。
負けん気が強い。
江戸に剣術修業に来た龍馬と出会い、真摯に剣に向かう龍馬の姿にだんだんと惹かれていく。


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