龍馬伝
[第20話]
05/16放送

龍馬(福山雅治)ら、黒船に乗ろうとする者たちは大坂の専称寺で必死に航海術を学んでいた。
そんな中、収二郎(宮迫博之)が投獄されたと知った龍馬は、京にいる勝(武田鉄矢)に会いに行く。
ちょうどその時、入れ違いに権平(杉本哲太)が龍馬に会いに専称寺に来ていた。
龍馬が脱藩を許されたと知って、会いに来たのだ。

京で龍馬は勝から海軍塾を続けていく資金が足らないと聞き、越前福井藩の前藩主・松平春嶽(夏八木勲)を訪れた。
そして、龍馬は春嶽に、千両を貸してほしいと頼みこむ。龍馬のことを覚えていた春嶽は千両を差し出した。
そんな龍馬に、横井小楠(山崎一)は西洋のデモクラシーについて語る。

一方、土佐では弥太郎(香川照之)が商売を始めようと材木を仕入れたが、売れずに困っていた。
そんな弥太郎に、喜勢(マイコ)はおまけをつければいいと提案する。

大坂に戻ってきた龍馬を権平が待っていた。
龍馬を連れ戻しにやってきたのだが、専称寺の面々が海軍について必死なことは分かったという。
そして、龍馬に道半ばで死んではいけないと告げるのだった。

武市(大森南朋)は象二郎(青木崇高)に収二郎の命ごいをする。
容堂(近藤正臣)にも頼み込むのだが、収二郎は切腹を命じられた。
武市は収二郎に会い、命を救えなかったことをわびる。

それからしばらくして、龍馬のもとに加尾(広末涼子)から手紙が届く。
収二郎が切腹させられたことを告げるものだった。
兄は何も間違ったことをしていないのに、なぜ死ななければならなかったのかと加尾はつづる。
龍馬もこんな理不尽があっていいものかと思っていた。
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キャスト
坂本龍馬 / 福山雅治(ふくやままさはる)
土佐藩の町人郷士・坂本家の次男として誕生。
龍馬は自由で合理的な町人気質にふれながら育ったため、自由なところが多い。
土佐藩を飛び出し、勝海舟のもとで航海術を習得、海援隊を組織する。
薩摩藩と長州藩という対立していた二藩の間を調停し、薩長同盟を締結させた。

岩崎弥太郎 / 香川照之(かがわてるゆき)
土佐藩の地下浪人。
貧しい暮らしに耐えて学問に励んだ努力の人。
吉田東洋に見出され、出世を遂げた。
龍馬の海援隊の活動を金銭面で支えた人物。
龍馬が死んだ後は、巨大商社を一代で築き上げた。
龍馬に対し常にライバル意識をもっていた。

武市半平太 / 大森南朋(おおもりなお)
土佐藩の白札。
龍馬の幼なじみで、文武両方に優れていた。
土佐勤王党を結成し、吉田東洋の暗殺を企て、一時は土佐藩だけでなく朝廷をも動かす力を握っていた。
しかし公武合体派が朝廷を牛耳るとみるみるうちに失脚し、切腹を命じられてしまう。
性格は生真面目で、融通の利かないところが多少ある。
平井加尾 / 広末涼子(ひろすえりょうこ)
土佐藩郷士・平井収二郎の妹で、龍馬の幼なじみ。
加尾は龍馬に思いを寄せる。
しかし、龍馬と加尾が近づくことを警戒した兄によって二人の間は引き裂かれてしまう。

楢崎龍 / 真木よう子(まきようこ)
京都の医者の娘で、龍馬の妻。
父を失い、母と妹2人と弟2人を抱えるという過酷な時期を過ごしてきた。
寺田屋で襲われた龍馬を助けた。
長崎から下関へと移り住み、日本中を駆けめぐる龍馬を陰ながら支え続けた。

坂本乙女 / 寺島しのぶ(てらしましのぶ)
坂本家の三女で、龍馬の姉。
龍馬は12歳で母を亡くしているので、3歳年上の乙女が母親代わりだった。
いつも龍馬のことを気にかけ、泣き虫だった龍馬を強い男に鍛えあげた。
龍馬にとっては最愛、最大の理解者であった。

千葉佐那 / 貫地谷しほり(かんじやしほり)
江戸の名門・千葉道場の娘。
千葉道場を代表する剣術の腕をもっている。
負けん気が強い。
江戸に剣術修業に来た龍馬と出会い、真摯に剣に向かう龍馬の姿にだんだんと惹かれていく。


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