流星の絆
[第5話]
静奈 (戸田恵梨香)と行成 (要潤)のいる「とがみ亭」の前の路上に車を停めて、功一（二宮和也)と泰輔(錦戸亮)は状況を見守っていた。11/14放送
そこへ一台のタクシーがやってきて「とがみ亭」の前に停まり、１人の中年男が降りた。その男を見た泰輔 (錦戸亮) は愕然とする。
その男こそ、14年前に両親が殺害されたとき、「アリアケ」の裏口から逃げ去った不審者だったのだ。
しばらくして、目を赤くして帰って来た静奈の様子に功一（二宮和也)と泰輔は驚く。
静奈の話では、「とがみ亭」 で出された「元祖とがみ亭のハヤシライス」の味が、「アリアケ」 のハヤシライスと全く同じ味だったと言うのだ。
さらに、泰輔が“14年前の不審者だ”言った男が、「とがみ亭」 の社長・戸神政行 (柄本明) であり、行成 (要潤) の父ということがわかる。
「両親を殺した犯人は政行だ！」泰輔は言うが、功一は 「証拠が足りない」 と慎重で、本当に政行が犯人かどうか確かめる必要があると言う。
功一は父の残したレシピを手がかりに父がハヤシライスを作るときに必ず使っていた“隠し味”の醤油を割り出し、その醤油メーカーを訪れて、父・幸博 (寺島進) が殺された数ヵ月後から、戸神政行もここの醤油を購入し始めている事実をつきとめる。
功一の報告を受けた泰輔と静奈。３人は話し合い、ターゲットを行成ではなく父親・政行に変更する。そして狙うのは1,000万円ではなく、自分達の両親を殺した犯人だという “証拠” に決めた。
そんなある日、「ジョージクルーニー」に 萩村 (設楽統) が１人でやって来た。
萩村は神奈川県警への異動が決まったそうだ。
萩村は、柏原 (三浦友和)の息子が死んだこと、ちょうど同じ年頃の功一達を息子のように心配していることを功一に話す。
ちょうど同じ頃、泰輔は柏原やジョージ (尾美としのり)と一緒に、夜の繁華街で酔っ払っていた。柏原の優しさに触れた泰輔は、少しだけだが、柏原に好意を抱くようになっていた。
一方、行成は静奈を建設途中の「とがみ亭・麻布店」へと連れて行く。工事現場で自分の理想のお店について熱く語る行成に、いつしか静奈も行成に好感をもつようになっていた。
行成と静奈が建設途中の「とがみ亭・麻布店」を見に行った日の夜、戸神家では静奈のことが話題になっていた。
静奈が幼い頃に近所のカレー屋で食べたハヤシライスの味と似ていて涙を流したことを聞いた政行は、急に様子がおかしくなる。
翌日、建設途中の「とがみ亭・麻布店」で行成が現場の様子を見ていると、突然、政行がやって来て、「とがみ亭・麻布店」で「元祖とがみ亭のハヤシライス」を出すことを禁じ、行成オリジナルのハヤシライスを出すよう命じた…。
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第1話
3兄弟の長男。両親を幼くして亡くした為、施設で育つ。
施設を出た後に勤めていた会社が突然つぶれて社長が自殺。
功一がその責任を取らされることになる。
その経験から人を騙すこと執着する詐欺師になった。
3人兄弟の次男。事件当夜に犯人らしき人物の顔を目撃している。
長男の詐欺行為に加担しており、実行犯として働く。
功一と泰輔の妹だが血はつながっていない。
静奈もまた、長男の詐欺行為に加担しており、その美貌を武器にターゲットの男に近づいていく。
しかし、心のどこかに詐欺行為は悪い事という自制心が残っている。
横須賀署の刑事で洋食店 『アリアケ』 の夫婦殺害事件を担当している。
事件後は、親が殺された有明3兄弟に対し、遺族と刑事という関係を超えた感情を抱いている。
カレーにはチョコレートを削って入れるのが好きというこだわりを持っている男でもある。
大手洋食チェーン『とがみ亭』の若き御曹司。
彼の父親から近日オープン予定の店舗を任されることになり、日々味の追求に取り組んでいる。
カウンターしかないがなかなか人気があるカレー屋の店主。
功一を住み込みで雇い、泰輔にお金を貸してあげたりなど、3兄妹の面倒をよく見てくれている人物。
横須賀署に勤務している刑事。
上司の刑事である柏原とともにアリアケ店主夫婦殺害事件の捜査を担当している。
アリアケ夫婦殺害事件に強い思い入れがあるようだが、その理由は謎。
行成の父親で大手洋食チェーン『とがみ亭』のオーナー。
オーナーという座に君臨するまでには、相当の苦労をしてきた人物。
アリアケ店主夫婦殺害事件の当日、政行と似たような男を見かけたと泰輔が証言しており、警察からマークされているという話もある。
洋食店『アリアケ』の店主・幸博の妻。
静奈の実母で3兄妹の母として店を切り盛りしていた。
洋食店『アリアケ』の店主。
2兄弟の父親である。お店の看板メニューであるハヤシライスには相当なこだわりを持っていた。
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