流星の絆
[第11話]
12/19放送
時効当日。今日が最後のチャンスだった――。
一度は失敗に終わったかと思った計画だったが、行成 (要潤)や柏原 (三浦友和)の協力を得て、再度、実行に移す。功一 (二宮和也) と泰輔 (錦戸亮)は刑事にばけて戸神邸を訪ね、行成を交えて戸神政行 (柄本明)と話をしていた。功一と泰輔は政行が犯人だと確信していた。一方、父・ 政行の無実を信じていた行成は、ただ、真実が知りたかった…。
ところが、政行 (柄本明) から幸博 (寺島進) のレシピノートのコピーを見せられ混乱する。さらに、政行は14年前の事件の夜、“アリアケ”訪ねたことは認めたが、自分が行った時、幸博と塔子 (りょう) はすでに殺されていたのだといったのだ…。
「君たちの両親を殺したのは自分ではない!」政行の訴えに泰輔は怒り出すが、功一は「政行の話を聞こう」と、泰輔をなだめる。
政行は、アリアケのレシピを売ってほしいと頼んだ。土下座もした。初めは断られたが、後日、幸博から「買ってほしい」と連絡があった、と告白した。そして、功一たちに土下座をして深々と謝る…。
そんな政行に、柏原 (三浦友和) は「14年もあれば、辻褄のあった作り話をすることだって出来る」と厳しい。功一たちも信じられなかった。
しかし、政行は「自分は無実を証明できる!」と必死だった。政行は「証拠」となりそうなものを14年間、大切に保存していたのだ。
それはビニール傘だった。政行が「アリアケ」を訪ねた時雨が降っていた。その時、さしてきたビニール傘を傘たてに入れ、中に入った。ところが、2人が死んでいたので慌てて傘を持って店を出たという。その時に、傘を取り間違えたというのだ。家に帰った政行は傘を間違えたことに気づき、ずっと大切に保管をしておいたのだ。だから、その傘の柄には真犯人の指紋が付いているはずだ…と。
政行はビニール袋に入れられたビニール傘を出して、テーブルの上に置く。その様子を見ていた功一は“ある事”に気づき、体を震わせる。ビニール傘の柄には、細かなキズがいくつも刻まれていた…。
証拠品として持ち帰ろうと戸神邸を出る柏原と荻村(設楽統)を功一は呼び止める。
功一と柏原は雑居ビルの屋上へ、荻村と泰輔、静奈 (戸田恵梨香)は傘の柄の指紋を照合するために警察署へと向かった。
ビルの屋上に到着した柏原の携帯電話に荻村から「傘の柄から指紋が検出された」と連絡が入る。すると、柏原は「自分の机の引き出しにある封筒を見てほしい」と荻村に告げ、電話を切った。
アンタが犯人だろう――功一が柏原を問い詰める。すると、柏原は自白を始めた・・・。
14年前、柏原は自分の子どもの手術代をどう工面するかで困っていた。柏原は「アリアケ」に200万円の金があることを知り、騙し取ることを計画したのだ。しかし、幸博に見破られると店の包丁で殺害、一緒にいた母も刺し殺して金を奪うものの、結局、子どもの手術も失敗に終わり、子どもも死んでしまった…。
全てを告白した柏原は、拳銃を取り出すと引き金を引き、自分の喉に銃口を当てたが、間一髪のところで功一が飛びつき、もみ合いの末、拳銃を奪い取る。一方、荻村と泰輔、静奈は柏原の書いた“告白状”を読み、雑居ビルへと向かっていた。
荻村と泰輔、静奈が到着すると、功一が柏原に向けて拳銃を構えている。「殺してやろう」と考えるが、結局、それは出来なかった…。
静奈が夜空の様子に気づき、功一と泰助を呼ぶ。空を見上げると、夜空にはたくさんの流れ星が! それは、しし座流星群だった・・・。
そして――
柏原は14年前の殺人の犯人として逮捕された。
功一と泰助は一連の詐欺事件の犯行について、警察に自首をした。泰輔には執行猶予がついたものの、主犯格の功一には2年の実刑が言い渡される。
静奈と行成は、あらためて交際をスタートさせた。
それから、さらに2年後――
功一が釈放されると、みんなが「アリアケ」で功一を待っていた。行成が昔の「アリアケ」を買い戻してくれたのだ。
功一を迎え、新たに「アリアケ」がオープンする。
オープン初日の店内は大勢の客であふれ、大盛況だった。
そこには「ジョージクルーニー」のマスター(尾美としのり)や荻村刑事、バラの花束を持った行成の姿も・・・。サギ(中島美嘉)は店員として働いていた。
「アリアケ」のおいしい味に、どの客の顔にも笑顔がこぼれていた…。
《完》
12/19
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第1話
キャスト
有明 功一 / 二宮和也(にのみやかずなり)3兄弟の長男。両親を幼くして亡くした為、施設で育つ。
施設を出た後に勤めていた会社が突然つぶれて社長が自殺。
功一がその責任を取らされることになる。
その経験から人を騙すこと執着する詐欺師になった。
有明 泰輔 / 錦戸亮(にしきどりょう)
3人兄弟の次男。事件当夜に犯人らしき人物の顔を目撃している。
長男の詐欺行為に加担しており、実行犯として働く。
有明 静奈 / 戸田恵梨香(とだえりか)
功一と泰輔の妹だが血はつながっていない。
静奈もまた、長男の詐欺行為に加担しており、その美貌を武器にターゲットの男に近づいていく。
しかし、心のどこかに詐欺行為は悪い事という自制心が残っている。
柏原 康孝 / 三浦友和(みうらともかず)
横須賀署の刑事で洋食店 『アリアケ』 の夫婦殺害事件を担当している。
事件後は、親が殺された有明3兄弟に対し、遺族と刑事という関係を超えた感情を抱いている。
カレーにはチョコレートを削って入れるのが好きというこだわりを持っている男でもある。
戸神行成 / 要潤(かなめじゅん)
大手洋食チェーン『とがみ亭』の若き御曹司。
彼の父親から近日オープン予定の店舗を任されることになり、日々味の追求に取り組んでいる。
林ジョージ / 尾美としのり(おみとしのり)
カウンターしかないがなかなか人気があるカレー屋の店主。
功一を住み込みで雇い、泰輔にお金を貸してあげたりなど、3兄妹の面倒をよく見てくれている人物。
萩村信二 / 設楽統(したらおさむ)
横須賀署に勤務している刑事。
上司の刑事である柏原とともにアリアケ店主夫婦殺害事件の捜査を担当している。
アリアケ夫婦殺害事件に強い思い入れがあるようだが、その理由は謎。
戸神政行 / 柄本明(えもとあきら)
行成の父親で大手洋食チェーン『とがみ亭』のオーナー。
オーナーという座に君臨するまでには、相当の苦労をしてきた人物。
アリアケ店主夫婦殺害事件の当日、政行と似たような男を見かけたと泰輔が証言しており、警察からマークされているという話もある。
有明塔子 / りょう(りょう)
洋食店『アリアケ』の店主・幸博の妻。
静奈の実母で3兄妹の母として店を切り盛りしていた。
有明幸博 / 寺島進(てらじますすむ)
洋食店『アリアケ』の店主。
2兄弟の父親である。お店の看板メニューであるハヤシライスには相当なこだわりを持っていた。
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