佐々木夫妻の仁義なき戦い
[第7話]
03/02放送

法倫(稲垣吾郎)と吉田(桜井幸子)がキスをしていたと聞いてしまった律子(小雪)は猪木(古田新太)と小川(山本耕史)を追及。小川は浮気などではないと法倫をかばうが、律子は気が治まらない。一方、法倫は律子が何を怒っているのか分からず、考え込んでいた。

帰宅した法倫は律子に向かって、吉田とのことを素直に告白。吉田がキスをしてきたというなら、夫婦関係を侵害した彼女に損害賠償請求をしてと律子は言う。そんなことができるわけがないと言う法倫に、律子はできないなら離婚だと言い放った。

翌日、律子が離婚調停の申立書の準備しを蝶野(西村雅彦)に頼む。馬場(藤田まこと)や鈴木(酒井若菜)らから心配された法倫は苦笑いしてごまかすしかなかった。

やがて、離婚調停が始まる。先に調停委員との話を終えて、部屋から出てきた律子はわざとみすぼらしい服装で不幸を装っていた。調停委員も彼女の言葉を信じ、法倫に慰謝料1億円と事務所からの立ち退きを命じる。

事務所に戻った法倫が律子に異を唱えると、あっさり調停を取り下げてもいいと言う。その代わりに吉田を自分の前に呼んで土下座させろというのだ。もちろん、法倫はそんなことは受け入れられないと言う。

その後、律子は体調不良を覚え、猪木のアドバイスで病院へ。律子は妊娠していた。中絶同意書をもらって帰った律子は取りあえず、法倫に話そうと決意。法倫の姿を見掛けて、声を掛けようとすると、そこに吉田が現れた。

法倫と吉田は喫茶店に入り、律子は二人の話を盗み聞き。二人が自分のことを話しているのを聞いて、複雑な心境になる。その後、猪木から妊娠のことを聞かれるが、していなかったと否定。それは嘘だと気付いた猪木は後を付けるが、姿を見失ってしまう。その頃、律子は別の男を父親に仕立てて、中絶しようとしていた。

猪木から電話を受けた小川は蝶野に、急な仕事だと偽って律子を呼び戻すよう指示。事務所に戻ってきた律子は法倫と口論に。律子は自分のお腹にいるのが法倫の子供だと思うだけで気持ちが悪いと言う。あきれた法倫はまた中絶しようなどとしたら、堕胎罪で訴えて、何十年掛けてでも戦うと言い放ち、事務所を出ていった。

2回目の調停の日がやってきた。法倫は律子にも同席してもらっての調停を希望し、彼女も了承。法倫はこれまでICレコーダーに記録してきた日記を流し始める。自分の酒癖などを暴露された律子は不利になることを恐れ、制止しようとした。だが、法倫は問題はそこではなく、日記に律子のことしか記されていないことなのだと言う。自分でもこんなに律子のことを思っていることに驚いたという法倫は、もう一度やり直そうと告げ、彼女も涙を流してうなずいた。

だが、改めてよろしくと差し伸べられた律子の手を、なぜか法倫は拒絶する…。
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キャスト
佐々木法倫 / 稲垣吾郎(いながきごろう)
潔癖主義な弁護士。正義感が強く、助けるべき人を助けたいという思いから自らの事務所を設立。同業者の律子と結婚するが、彼女のズボラな性格にうんざり。一度は離婚を突きつけたが、何とか危機を乗り越えた。そんな中、かつてフラれた大学の同級生と再会する。
佐々木律子 / 小雪(こゆき)
弁護士。大酒飲みで、だらしない性格。減らず口を言わせたら、誰にも負けない。法倫から何を責められても、強引な理屈で言い返す。
桜庭元 / 小出恵介(こいでけいすけ)
大学を中退し、司法試験の勉強をしながら、法律事務所で働いている秘書。
鈴木恵 / 酒井若菜(さかいわかな)
蝶野清 / 西村雅彦(にしむらまさひこ)
小川信司 / 山本耕史(やまもとこうじ)
猪木鉄男 / 古田新太(ふるたあらた)

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