新参者
[第5話]
05/16放送

加賀(阿部寛)や松宮(溝端淳平)は、峯子(原田美枝子)が安産祈願をしていた上に育児雑誌も持っていたと知る。
妊娠している女性が身近にいたのではないかと推測され、捜査本部はその女性を捜し始めた。

さらに、峯子のメールをチェックした結果、友人の真知子(綾戸智恵)に宛てていたものが見つかる。
そのメールによると、真知子はある店に足繁く通い、そこを見守っているらしい。

一方、加賀は峯子が残していたレシートから、洋菓子店クアトロを頻繁に利用していたことを知る。
店員の美雪(紺野まひる)は峯子が事件当日にも来たが、何も買わずに帰ったと証言した。
彼女のことはよく覚えているが、名前も知らないただの客だと言う。
その時、加賀は美雪が妊娠していることに気付いた。

弘毅(向井理)は劇団の稽古に身が入らず、抜てきされた主役を降ろされてしまう。
そこに上杉(泉谷しげる)が現れ、峯子の住所を伝えた。
弘毅の住む部屋と目と鼻の先だったが、単なる偶然だろうかと言うのだ。

加賀は松宮を連れて、再び洋菓子屋を訪れる。
そこで、美雪が事件当日、峯子からプレゼントを受け取っていたと分かった。
中に入っていたのは、水天宮の安産祈願の犬の置物だったという。

やがて、真知子が海外から戻り、警察に出向いてきた。
真知子は峯子の息子の弘毅(向井理)と恋人の亜美(黒木メイサ)を小伝馬町で見かけたことがあった。
メールに書かれていたのは、亜美の勤務先の店のことのようだった。
だが、店のマスターは峯子には覚えがないと言う。
そして、亜美は重要参考人として、警察に呼び出された。

亜美は峯子と茶道教室で出会い、後から弘毅の母親だと知ったのだと言う。
だが、弘毅には言い出せなかったというのだ。
弘毅は亜美のアパートを出ていってしまって、今はもう関係がないと言う。

加賀は、弘毅と亜美を小伝馬町に呼び出す。
そして、真知子が峯子に教えた道順をたどった。
だが、亜美の働く店にはたどり着かない。
真知子が亜美を見かけた直後、銀行の合併によって同じ銀行の支店が2つできていた。
真知子の書いた銀行と、峯子の見つけた銀行は違っていたのだ。
峯子はそのまま店を勘違いし、亜美がいると思った洋菓子屋を訪れたのだった。
峯子は美雪を弘毅の恋人だと思い込み、妊婦の彼女を陰から見守ることにしたのだ。
そのことを知った弘毅は、峯子が住んでいたマンションを訪ねていく。

部屋には弘毅が主演を務めるはずだった芝居のチラシがあった。
それを見た弘毅は「母さんに見てほしかった」と言って、泣き崩れる。
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04/18 第1話

キャスト
加賀恭一郎 / 阿部寛(あべひろし)
日本橋署に赴任してきた警部補。
抜群の推理力と鋭い洞察力を併せ持ち、
これまでに多くの難事件を解決に導いてきたスゴ腕。
剣道も六段の腕前で、全日本学生チャンピオンになったことも。
青山亜美 / 黒木メイサ(くろきめいさ)
タウン誌「ドールタウン」記者。
加賀とは大学の部活の先輩・後輩の間柄。
がさつだが茶道部だったためお茶を飲む所作だけは美しい。
松宮脩平 / 溝端淳平(みぞばたじゅんぺい)
加賀恭一郎(阿部寛)とは従兄弟。
殺人事件で加賀と共に捜査にあたる、警視庁捜査一課の若手キャリア。
三井峯子 / 原田美枝子(はらだみえこ)
今回の事件で何者かに殺害された被害者。
夫の直弘(三浦)とは離婚し、ひとり暮らしをしていた。
清瀬弘毅 / 向井理(むかいおさむ)
殺された女性の一人息子で、現在浅草橋で恋人と同棲生活を送っている。
父・直弘(三浦友和)とも疎遠になっている。
小嶋一道 / 木村祐一(きむらゆういち)
松宮脩平(溝端淳平)の上司。今回の事件の指揮を取る。
警視庁捜査一課。
岸田要作 / 笹野高史(ささのたかし)
清瀬直弘(三浦)の大学の先輩。
直弘の会社の財務全般を引き受ける税理士。
三井峯子 / 原田美枝子(はらだみえこ)
今回の事件の被害者。
清瀬直弘 / 三浦友和(みうらともかず)
殺された三井峯子の元夫で、清瀬弘毅(向井)の父親。
清掃会社の社長。
1年以上前に家を出て行った息子(向井)とは音信不通状態。

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