トライアングル
[第1話]
――1984年1月。01/06放送
葛城佐智絵という10歳の少女が殺された。
遺体のそばには…手を血で染めた少年が立ち尽くしていた。
――1999年1月。
葛城佐智絵殺害事件は犯人が逮捕されないまま時効を迎える。
時効日、医師・郷田亮二(江口洋介)は今まで務めていた大学病院に突然辞表を出し、フランスへ旅立つ…。
――そして2008年。
亮二はフランス・リヨンのインターポール(国際刑事警察機構)本部に勤務する刑事になっていた。研修のために日本に戻ることになった亮二は、帰国を前にパリを訪れる。
パリに到着した亮二はツアーガイドになりすますと、一人旅の女性・サチ(広末涼子)に接近する。
夕暮れ。モンマルトルの丘にサチと亮二はいた。別れるとき、亮二は「いつか僕たちは再会する」とサチに告げた…。
それからしばらくしたある日、亮二は東京にいた。
大田西警察署の刑事・黒木舜(稲垣吾郎)は先輩刑事・丸山慶太(小日向文世)から亮二を紹介される。話をしていくうち、亮二は舜の父親が警察庁幹部・黒木信造(北大路欣也)だと知った。
ある日、舜に電話がある。匿名の男は「あの事件はまだ終わっていない」と告げると、ある事件のナンバーを伝えた。
気になった舜は、その事件を調べようと書庫に入った舜は、そこで亮二とバッタリ会う。亮二はコソコソと何かをしていた。探し物をしているように見えたが…。
舜の探していた事件のファイルは亮二が書類を探っていた場所のそばにあった。
匿名の男が告げた“事件ファイル”は25年前の「葛城佐智絵殺害事件」だった。
捜査を担当したのは、その当時に大田西署にいた父・信造…。
不審な電話のことを信造に報告する舜だったが、信造は「いたずらだ」と気にしていないようだった。
何となく気になった舜は刑事課で「葛城佐智絵殺害事件」について話していると、亮二は「すでに時効が成立している」と言い、「罪は消えてしまった」と、不可思議な笑みを見せた。
亮二の態度にひっかかった舜は、亮二の身辺を調べると、亮二は殺害された佐智絵と同じ小学校出身だということが分かった。さらに、大田西署での研修を亮二自身が希望したことを知る。
疑念をもった舜は亮二の妹・唯衣(相武紗季)を訪ねる。唯衣の話から、亮二が以前から「葛城佐智絵殺害事件」に強い関心を寄せていることを、舜は知った。
一方、亮二は小学校時代の同級生・富岡康志(谷原章介)と再開していた。出版社に勤める富岡は「事件の新事実」を原稿に書いていた。そして、その原稿を佐智絵の遺体の第一発見者であった同級生・堀米卓也(マギー)に預けたと話す。
亮二は堀米を訪ねて原稿を読ませほしいと頼むが、堀米から断られる。「これから出版社に原稿を持ち込む」と話す堀米は「本が出れば大騒ぎになる」とも言った。
その後、堀米が何者かに襲われ、原稿が盗まれてしまう。
大田西署は堀米の事件の捜査に乗り出す。亮二は堀米と会っていたことを隠していた。その上、堀米事件の捜査に加わろうとしていた。
亮二の態度にさらなる疑惑を深めた舜は、堀米に事情を聞きに行く。
堀米は、自分は亮二と小学校時代の同級生であったこと、亮二が富岡の原稿を見せてほしいとしつこく迫ってきたことなどを、舜に話した。
舜は亮二に「佐智絵殺しの犯人なのではないか」と迫った。
しかし亮二は「時効は成立している。罪は消えた」と吐き捨てた。
「刑事事件としては時効だが民事なら立件はできる」「俺が罪を償わせてみせる」と舜は言う。制止する亮二を振り切るようにして、舜は佐智絵の母・清子(風吹ジュン)に会いに行った。
すると…清子の口からは驚く言葉が返ってきたのだ!
25年前に亡くなったはずの娘・葛城佐智絵は生きている…。
その頃、亮二は小学校の同窓会に出席していた。久々の再会に顔をほころばせる富岡や秋本(佐々木蔵之介)らだったが…ある女性が現れた瞬間、言葉を失った。葛城佐智絵が現れたからだ…。
「私は葛城佐智絵。殺されてなんかない」
「…私は生きている」
03/17
第11話
03/10
第10話
03/03
第9話
02/24
第8話
02/17
第7話
02/10
第6話
02/03
第5話
01/27
第4話
01/20
第3話
01/13
第2話
01/06
第1話
キャスト
郷田亮二 / 江口洋介(えぐちようすけ)代々開業医を営んできた郷田家の次男として生まれてきた男。
そんな彼にはあるトラウマがあった。
そのトラウマとは今から25年前、初恋の同級生が殺された事件の第一発見者になった亮二は、
恐怖に怯えその場から逃げだしてしまったことだった。
自分は事件から逃げてしまった…。
その後、事故で亡くなった長男の代わりに郷田家を継ぐべく医者になった亮二だったが、事件が時効となったのをきっかけに彼の中で何か新しい感情が芽生え、
突如として医者を辞め国際警察の一員となるために家を出てしまった…。
果たして亮二が国際警察官になることを決めた本当の理由とは一体…。
黒木舜 / 稲垣吾郎(いながきごろう)
西署で働く若手の刑事。亮二が日本で行動する際の相棒でもある。
刑事になった理由は子供の頃から正義感が強いと自覚していたから。
他の刑事と違ってノンキャリアだが、仕事にかける情熱は人一倍ある。
サチ / 広末涼子(ひろすえりょうこ)
日本を活動の拠点にしながらも、国内のみならず海外からも高い評価を得ている画家の女性。
郷田唯衣 / 相武紗季(あいぶさき)
国際警察として活動する亮二の妹。唯衣自身は幼かった為、25年前に起こった事件のことは全く覚えていない。
しかしトラウマを抱えながら生活をしている亮二にとっては、唯一本心で話すことができるかけがえのない存在である。
家族とあまり関わらない亮二と家族を結ぶ鍵のような役割も彼女が務めている。
志摩野鷹也 / 堺雅人(さかいまさと)
サキのことを影ながら見守る謎の男。その正体のサキを見守る理由は不明。
富岡康志 / 谷原章介(たにはらしょうすけ)
亮二の同級生の男で、現在は出版社に勤めており編集者として活躍している。
秋本了 / 佐々木蔵之介(ささきくらのすけ)
亮二の同級生の男手、現在は建設会社に勤めている。
会社ではエリート街道に乗っており、今回、上海支社の運営を任された実力者である。
丸山慶太 / 小日向文世(こひなたふみよ)
舜の同僚で先輩の刑事。まだまだ経験の浅い瞬のそばに立ち、刑事としての働きを指導している。
少女殺害事件に関する情報を持っているかもしれない男。
葛城均 / 大杉漣(おおすぎれん)
25年前に起こった少女殺害事件の被害者・葛城佐智絵の父親で葛城清子(風吹ジュン)の夫である。
葛城清子 / 風吹ジュン(ふぶきじゅん)
25年前に起こった少女殺害事件の被害者・葛城佐智絵の母親。
最愛の子供を亡くした直後、逃げるように大阪へと暮らしを移した。
黒木信造 / 北大路欣也(きたおおじきんや)
警視庁刑事局刑事部捜査一課の警視正を務める男。
25年前には“葛城佐智絵殺害事件”を担当していたが、上司の意向により捜査が打ち切り。
それから数年後、信造は異例の大出世を果たした。
この出世がもしかするとこの事件と何らかの関係があるのかもしれない。
ちなみに新人刑事・黒木瞬の父親である。
トライアングル特集ページ
ドラマコーナー
ドラマ一覧
サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]
JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau
6834131007Y41011
Blau