トライアングル
[第5話]
02/03放送

「佐智絵を殺したのは私」と清子(風吹ジュン)口走った清子(風吹ジュン)を志摩野(堺雅人)は心療内科へ入院させてしまう。そんな志摩野を怪しんだ亮二(江口洋介)は、強引に志摩野を取り調べようとするが、志摩野は「事件のあった25年前には上海にいた」と事件への関与を否定する。
しかし、取調べの間に、清子が結婚前に新藤(宅麻伸)とつきあっていたこと、結婚後も新藤は葛城家に出入りしていたこと、などが判明する。志摩野は亮二と言い合っている間に、うっかり「 から新藤の話を聞いた」と喋ってしまった。

「均と清子に事情を聞く」と亮二は出かけようとするが、丸山(小日向文世)に止められる。今、捜査しているのは新藤の足取りで、25年前の事件ではないと。
そんななか、舜(稲垣吾郎)は信造(北大路欣也)へ疑いを深めていた…。

亮二たちが志摩野から話を聞いているころ、葛城家に新藤が現れていた。怯えるサチ(広末涼子)に新道は「清子に伝えてほしい」と伝言を残して去っていった。

その日の夜、亮二は「鍋パーティをやろう」と舜を自宅に招いていた。そこに富岡(谷原章介)と堀米(マギー)がやってくる…。

富岡は暴露本を出すためにいろいろ調べていて、すでに新藤のことを知っていたという。「本を出しちゃえよ!」という亮二に、富岡は「もっとデカいネタを…」とポツリと告白する。富岡たちがソファーで寝たあと、亮二は「殺されたことを見過ごすことは人として許されない」と自分に言い聞かせるように言葉を発した…。

翌日、亮二と舜は「自分たちの部署が新藤の事件から外された」と丸山から告げられる。戸惑う2人に丸山は「目立たないよう、こっそりやれよ」と目をつぶった。

ところが突然、丸山が警察功労特別賞の受賞することに決まった。そのかわりに部下の厳重管理を命じられる。亮二と舜が勝手な行動をすれば丸山が厳罰を受けるというわけだ。上層部からの圧力だった。

覚悟を決めた舜は、職員データから父・信造の経歴を調べはじめる…。

そんなある日、突然、信造が唯衣(相武紗季)の前に現れ、名刺を差し出して帰って行った。それを知った舜は“信造からの圧力なのか”と、ますます疑念を深める。

丸山の授賞式の日がきた。授賞式の会場にいた亮二にサチから連絡が・・・。義母・清子がいなくなったと言うのだ。サチは「新藤に会いに行ったのかもしれない!」と訴えた。サチは新道から「もうすぐ東京からいなくなる。最後に会いたい」と伝えてほしいと言われていたのだ。迷った挙句、新道からの伝言を清子に伝えたところ、清子は「許せない」と言い、姿を消したという…。

授賞式が始まり丸山が壇上で賞状を手にしたとき、亮二は突然席を立ち、丸山に深く一礼して会場の外へと出て行った。それを追うように舜も…。さらに丸山も、受け取った症状を返却して会場をあとにした。

「いいんですか?」と亮二がたずねると、「もう、やっちゃったもん!」と丸山は小さく微笑んだ…。
3人は手分けをして、清子と新藤の捜索を開始した。やがて亮二は、清子を待つ新藤の姿を見つける…。

――翌日。唯衣に衝撃的な事件が起きる。
唯衣がいつものようにマンションの駐車場で車に乗ろうと鍵を開けると、トランクにブルーシートが。恐る恐るトランクを開けてシートをめくると、そこには血を流して横たわる新道の死体が…。

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01/06 第1話

キャスト
郷田亮二 / 江口洋介(えぐちようすけ)
代々開業医を営んできた郷田家の次男として生まれてきた男。
そんな彼にはあるトラウマがあった。
そのトラウマとは今から25年前、初恋の同級生が殺された事件の第一発見者になった亮二は、
恐怖に怯えその場から逃げだしてしまったことだった。
自分は事件から逃げてしまった…。
その後、事故で亡くなった長男の代わりに郷田家を継ぐべく医者になった亮二だったが、事件が時効となったのをきっかけに彼の中で何か新しい感情が芽生え、
突如として医者を辞め国際警察の一員となるために家を出てしまった…。
果たして亮二が国際警察官になることを決めた本当の理由とは一体…。
黒木舜 / 稲垣吾郎(いながきごろう)
西署で働く若手の刑事。亮二が日本で行動する際の相棒でもある。
刑事になった理由は子供の頃から正義感が強いと自覚していたから。
他の刑事と違ってノンキャリアだが、仕事にかける情熱は人一倍ある。

サチ / 広末涼子(ひろすえりょうこ)
日本を活動の拠点にしながらも、国内のみならず海外からも高い評価を得ている画家の女性。

郷田唯衣 / 相武紗季(あいぶさき)
国際警察として活動する亮二の妹。唯衣自身は幼かった為、25年前に起こった事件のことは全く覚えていない。
しかしトラウマを抱えながら生活をしている亮二にとっては、唯一本心で話すことができるかけがえのない存在である。
家族とあまり関わらない亮二と家族を結ぶ鍵のような役割も彼女が務めている。

志摩野鷹也 / 堺雅人(さかいまさと)
サキのことを影ながら見守る謎の男。その正体のサキを見守る理由は不明。
富岡康志 / 谷原章介(たにはらしょうすけ)
亮二の同級生の男で、現在は出版社に勤めており編集者として活躍している。
秋本了 / 佐々木蔵之介(ささきくらのすけ)
亮二の同級生の男手、現在は建設会社に勤めている。
会社ではエリート街道に乗っており、今回、上海支社の運営を任された実力者である。
丸山慶太 / 小日向文世(こひなたふみよ)
舜の同僚で先輩の刑事。まだまだ経験の浅い瞬のそばに立ち、刑事としての働きを指導している。
少女殺害事件に関する情報を持っているかもしれない男。
葛城均 / 大杉漣(おおすぎれん)
25年前に起こった少女殺害事件の被害者・葛城佐智絵の父親で葛城清子(風吹ジュン)の夫である。
葛城清子 / 風吹ジュン(ふぶきじゅん)
25年前に起こった少女殺害事件の被害者・葛城佐智絵の母親。
最愛の子供を亡くした直後、逃げるように大阪へと暮らしを移した。
黒木信造 / 北大路欣也(きたおおじきんや)
警視庁刑事局刑事部捜査一課の警視正を務める男。
25年前には“葛城佐智絵殺害事件”を担当していたが、上司の意向により捜査が打ち切り。
それから数年後、信造は異例の大出世を果たした。
この出世がもしかするとこの事件と何らかの関係があるのかもしれない。
ちなみに新人刑事・黒木瞬の父親である。

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