トライアングル
[第6話]
02/10放送

唯衣(相武紗季)が自分の所有する車のトランクを開けると、新藤(宅麻伸)の他殺体がブルーシートに包まれて放置されていた。この事件から、丸山(小日向文世)と舜(稲垣吾郎)は捜査から外される。

警察に呼ばれた清子(風吹ジュン)は、新藤と別れるために会いに行ったが、現れなかったと言う。同じく警察の事情聴取を受けていた唯衣が戻ってきた。唯衣は丸山と舜に、「亮二(江口洋介)が朝まで家に帰らなかったことを刑事に話した」と言い、亮二の昨夜のアリバイがないことを心配していた。また、志摩野(堺雅人)は、亮二が「佐智絵殺しの犯人を殺すと言ったことを刑事に話したという。これらの証言から亮二は警察から疑われる。舜は「昨夜の行動」について聞くが、亮二は「時間をくれ」言うばかりだ。

清子とサチ(広末涼子)は志摩野の車で自宅へ向かっていた。車の中で「25年前のことを話して欲しい」とサチは清子に頼んだ。志摩野は「サチには関係ない過去だ」と言うが、サチは「娘として清子の過去を受け止めたい」と告白する。

その頃、死体の第一発見者となって落ち込む唯衣に富岡(谷原章介)が食事を作ってやっていた。そんな富岡に亮二は「事件の夜」の話を始める。新藤が待ち合わせていたのは富岡だった。

富岡は亮二にすべてを打ち明ける。新藤と待ち合わせをして金で「事件の真相」を聞こうとしていた。新藤に頼んで「佐智絵の手紙」を手に入れようとしたのも自分だと言う。また、亮二と一緒に“記事”を出した直後に新藤から「懐かしい人から連絡をもらった。事件を掘り起こすのは止めろ」と警告してきたことも告げる。

昨晩、新藤から真相を聞きだそうとして待ち合わせをした富岡だったが、新藤が「真相を知っているふりをしていた」と白状する。さらに佐智絵の死を「どこにでもある死」と言ったことから逆上した富岡は新藤を撲殺する。富岡は自殺を図るが…亮二が必死に説得して自首をする。

翌日、サチが大田西署の亮二を訪ねてきた。「25年前の真実」を亮二らに話すためだ。事件当日、新藤にはアリバイがあった。葛城宅で清子に会っていたのだ。佐智絵は新藤が自宅にいることを知って、玄関まで来たものの学校へと引き返し、その直後に殺された…。

亮二は、新藤が犯人ではないものの、警察に守られていたことから事件に絡んでいると考える。サチの告白を聞いた舜は「親父が絡んでいる」と信造(北大路欣也)への疑惑を口にした。ノンキャリアだった信造が「25年前の事件」をきっかけにして出世をしていたのだ。

「親父の過去は俺が暴きます!」舜は決意を口にする…。

その頃…葛城家では、 がサチに真実を話した清子を責めていた。しかし、清子は「あなたのことは話してないわ」と告げる…。

亮二が帰宅すると堀米(マギー)待っていた。堀米は亮二に思わぬことを話す。富岡が25年前の事件を調べ始めたのは、上海にいる秋本(佐々木蔵之介)がきっかけだった…らしい。

そんなある日、志摩野から「もうすぐ日本を発ち、上海に戻る」と連絡が入った。

一方、警視庁・刑事部長室では均が信造を訪ねていた。そして、志摩野が“サチの兄”であることを話す。そこに舜が現れ、信造に動きを暴露する。舜は「俺は警察を、親父を守ります」と信造に宣言する。


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01/13 第2話


01/06 第1話

キャスト
郷田亮二 / 江口洋介(えぐちようすけ)
代々開業医を営んできた郷田家の次男として生まれてきた男。
そんな彼にはあるトラウマがあった。
そのトラウマとは今から25年前、初恋の同級生が殺された事件の第一発見者になった亮二は、
恐怖に怯えその場から逃げだしてしまったことだった。
自分は事件から逃げてしまった…。
その後、事故で亡くなった長男の代わりに郷田家を継ぐべく医者になった亮二だったが、事件が時効となったのをきっかけに彼の中で何か新しい感情が芽生え、
突如として医者を辞め国際警察の一員となるために家を出てしまった…。
果たして亮二が国際警察官になることを決めた本当の理由とは一体…。
黒木舜 / 稲垣吾郎(いながきごろう)
西署で働く若手の刑事。亮二が日本で行動する際の相棒でもある。
刑事になった理由は子供の頃から正義感が強いと自覚していたから。
他の刑事と違ってノンキャリアだが、仕事にかける情熱は人一倍ある。

サチ / 広末涼子(ひろすえりょうこ)
日本を活動の拠点にしながらも、国内のみならず海外からも高い評価を得ている画家の女性。

郷田唯衣 / 相武紗季(あいぶさき)
国際警察として活動する亮二の妹。唯衣自身は幼かった為、25年前に起こった事件のことは全く覚えていない。
しかしトラウマを抱えながら生活をしている亮二にとっては、唯一本心で話すことができるかけがえのない存在である。
家族とあまり関わらない亮二と家族を結ぶ鍵のような役割も彼女が務めている。

志摩野鷹也 / 堺雅人(さかいまさと)
サキのことを影ながら見守る謎の男。その正体のサキを見守る理由は不明。
富岡康志 / 谷原章介(たにはらしょうすけ)
亮二の同級生の男で、現在は出版社に勤めており編集者として活躍している。
秋本了 / 佐々木蔵之介(ささきくらのすけ)
亮二の同級生の男手、現在は建設会社に勤めている。
会社ではエリート街道に乗っており、今回、上海支社の運営を任された実力者である。
丸山慶太 / 小日向文世(こひなたふみよ)
舜の同僚で先輩の刑事。まだまだ経験の浅い瞬のそばに立ち、刑事としての働きを指導している。
少女殺害事件に関する情報を持っているかもしれない男。
葛城均 / 大杉漣(おおすぎれん)
25年前に起こった少女殺害事件の被害者・葛城佐智絵の父親で葛城清子(風吹ジュン)の夫である。
葛城清子 / 風吹ジュン(ふぶきじゅん)
25年前に起こった少女殺害事件の被害者・葛城佐智絵の母親。
最愛の子供を亡くした直後、逃げるように大阪へと暮らしを移した。
黒木信造 / 北大路欣也(きたおおじきんや)
警視庁刑事局刑事部捜査一課の警視正を務める男。
25年前には“葛城佐智絵殺害事件”を担当していたが、上司の意向により捜査が打ち切り。
それから数年後、信造は異例の大出世を果たした。
この出世がもしかするとこの事件と何らかの関係があるのかもしれない。
ちなみに新人刑事・黒木瞬の父親である。

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