トライアングル
[第8話]
電話で約束したとおり、亮二（江口洋介）とサチ（広末涼子）は会い、亮二は25年前の真実を話し始める。25年前、下校中、河原にひとりでいる佐智絵を見つける。秋本（佐々木蔵之介）と遊ぶ約束をしていた亮二は大急ぎで家に戻ると、再び河原にやってきた。そこで佐智絵遺体を発見する。「誰かに知らせなきゃ！」そう思っていると、背後から「後ろを振り向くな。振り向けば、お前も殺す」と言う男の声を聞き、慌てて走り出したのだ。02/24放送
男は亮二を見ている。殺しにくるかもしれないと思った亮二。そんな亮二を心配した兄・雄一は「黙っていた方がいい。時効が成立するまで見つからなければ大丈夫だ」と助言し、亮二はそれを忠実に守ったのだった。
亮二が上海へ行くことを知っていた人物が犯人だ。亮二は真っ先に信造（北大路欣也）を疑い、アリバイ調査を丸山（小日向文世）にお願いする。さらに、信造の元部下で、現在、料理店を経営する宮部（浅野和之）の店を訪ねる。
ところが、宮部は、亮二が来たことを信造に電話で報告、指示を仰いだのだ。それを知った亮二は、「あなたを調べさせてもらう！」と言って、店を出て行った。
署に戻った亮二は、丸山から信造の不審な行動を聞いていた。上海で殺人が会ったあの日、信造は会合をキャンセルしていたのだ。「父親のことは自分が調べる」という舜（稲垣吾郎）に、亮二は「俺は誰も信じない」と吐き捨てた。
丸山の提案で、その当日の上海行き旅客機の搭乗者名簿を調べた亮二・丸山・舜。ところが、名簿から見つかったのは丸山の名前だった。無実を訴える丸山を、亮二は追及する。
そんな亮二をみた舜は、「丸さんまで疑うのか!?」と亮二を責めるが、亮二は「誰も信じられない」と、その場を出て行く。その時、舜は「秋本が均（大杉漣）も繋がっていますよ。どうしてでしょうね」と言う。
亮二は秋本に会い、「なぜ隠していた」と厳しい口調で問い詰める。秋本は「お前は変わった」と言い、その場を帰って行った。
さらに、その帰りに、唯衣（相武紗季）が信造と一緒にいるところを目撃してしまった亮二は、帰宅後、唯衣を問い詰め、「二度と会うな」と怒鳴りつけてしまう…。
一方、葛城家には大阪から真知子（市川実和子）が訪ねてきていた。そして、志摩野（堺雅人）と均が知り合いだったことをサチに明かす。清子（風吹ジュン）は、「均は別の意味で25年前の事件から目を背けている」と告白した。
丸山は、均が、過去に偽造パスポート事件に関わっており、事情聴取を受けていたことを探し出していた。丸山は「均と信造が手を組み、自分たちを仲間割れさせようとしたのではないか」と言う。「警察上層部とつながっていれば、偽造パスポートで丸山の名前を使って出入国することも不可能ではないだろう」とも。
さらに、サチが電話で「均と信造が時々会っているらしい」「偽造パスポート事件の折に、均の疑いを晴らしたのが信造で、それ以来、2人には交流があるようだ」と伝えてきたのだ。
その頃、舜は宮部を訪ねていた。宮部は「25年前の事件は終わっていない」という電話をかけたのは自分で、それは「ある人物に頼まれたからだ」と舜に告白する。
そんな中、佐智絵の殺人現場だった河原で回想する亮二の前に、信造が現れる…。
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01/06
第1話
代々開業医を営んできた郷田家の次男として生まれてきた男。
そんな彼にはあるトラウマがあった。
そのトラウマとは今から25年前、初恋の同級生が殺された事件の第一発見者になった亮二は、
恐怖に怯えその場から逃げだしてしまったことだった。
自分は事件から逃げてしまった…。
その後、事故で亡くなった長男の代わりに郷田家を継ぐべく医者になった亮二だったが、事件が時効となったのをきっかけに彼の中で何か新しい感情が芽生え、
突如として医者を辞め国際警察の一員となるために家を出てしまった…。
果たして亮二が国際警察官になることを決めた本当の理由とは一体…。
西署で働く若手の刑事。亮二が日本で行動する際の相棒でもある。
刑事になった理由は子供の頃から正義感が強いと自覚していたから。
他の刑事と違ってノンキャリアだが、仕事にかける情熱は人一倍ある。
日本を活動の拠点にしながらも、国内のみならず海外からも高い評価を得ている画家の女性。
国際警察として活動する亮二の妹。唯衣自身は幼かった為、25年前に起こった事件のことは全く覚えていない。
しかしトラウマを抱えながら生活をしている亮二にとっては、唯一本心で話すことができるかけがえのない存在である。
家族とあまり関わらない亮二と家族を結ぶ鍵のような役割も彼女が務めている。
サキのことを影ながら見守る謎の男。その正体のサキを見守る理由は不明。
亮二の同級生の男で、現在は出版社に勤めており編集者として活躍している。
亮二の同級生の男手、現在は建設会社に勤めている。
会社ではエリート街道に乗っており、今回、上海支社の運営を任された実力者である。
舜の同僚で先輩の刑事。まだまだ経験の浅い瞬のそばに立ち、刑事としての働きを指導している。
少女殺害事件に関する情報を持っているかもしれない男。
25年前に起こった少女殺害事件の被害者・葛城佐智絵の父親で葛城清子（風吹ジュン）の夫である。
25年前に起こった少女殺害事件の被害者・葛城佐智絵の母親。
最愛の子供を亡くした直後、逃げるように大阪へと暮らしを移した。
警視庁刑事局刑事部捜査一課の警視正を務める男。
25年前には“葛城佐智絵殺害事件”を担当していたが、上司の意向により捜査が打ち切り。
それから数年後、信造は異例の大出世を果たした。
この出世がもしかするとこの事件と何らかの関係があるのかもしれない。
ちなみに新人刑事・黒木瞬の父親である。
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