ぴんとこな
【ぴんとこな:あらすじ】
名門木嶋屋の御曹司・河村恭之助(玉森裕太)は、歌舞伎の演目『春興鏡獅子』で主役の獅子を演じた後、颯爽と劇場から出ると、出待ちの女性客たちから黄色い声援が飛ぶ。そんな中、同じ高校に通う・千葉あやめ(川島海荷)から「あんなの鏡獅子じゃない!金返せ!」と背負い投げされてしまう。

名門の御曹司として過度な期待を背負い、歌舞伎に嫌気がさしている恭之助は、ヤケクソで親友の坂本春彦(ジェシー)やファンの女子らと遊び歩く。ある日、自宅に遅く帰ると、父親で歌舞伎界の大御所・世左衛門(岸谷五朗)に叱られ、口論に。
父は恭之助が幼い頃からどんなに努力をしても認めてくれず、彼の心が歌舞伎から離れてしまったことの大きな原因だった。また、母親が危篤状態の時にも舞台を優先し、母の死に目にも立ち会わなかったことに、恭之助は怒りさえ抱いていた。

その後、恭之助は学校であやめと出くわすと、再び芸に対して文句を言われるが、そこであやめに好きな役者がいることを知る。

素人のあやめにダメ出しされ、悔しい思いをしたことで、珍しく次の舞台の稽古に顔を出すが、稽古についていけず鬼師匠・松吉(嶋政宏)に怒られてしまう。さらに、それを見ていた澤山梢平(松村北斗)をはじめ他の若手たちには陰で馬鹿にされ、その美貌と技量で最近メキメキと評価を上げている澤山一弥(中山優馬)には「子供の頃あなたの歌舞伎を見てすごいと衝撃を受けましたが、今は何も感じない」と吐き捨てられてしまう…。

日本人なら誰もが知っている伝統の美・歌舞伎。
このドラマでは、家柄が重んじられる歌舞伎界で、名門の家の御曹司として生まれたがゆえの宿命を背負った恭之助と、歌舞伎と無縁の家に生まれた運命にあらがいながらも一途に歌舞伎界の高みを目指す一弥が火花を散らす。
さらに、歌舞伎の技だけでなく、一人の女性を巡っても恭之助と一弥は恋の火花を散らすことに…!

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