トライアングルあらすじ

トライアングル

【トライアングルあらすじ】

1984年1月のある日、一人の女の子が殺害された…

小学4年生のその女の子はいつもどおり家に帰ろうと、学校から家までの道のりを歩いていた。
そしてその途中、誘拐事件に巻き込まれたのだ…。

この事件の直前、この女の子は10歳を祝う学校の行事『1/2成人式』に参加して10年後の自分に手紙を書いたばかりだった。まさかその手紙を読むことができなくなるなんて誰も考えていなかっただろう。

そしてこの事件をきっかけに、心の中に大きなトラウマを背負った一人の男の子がいた。
彼にとってこの女の子が初恋の相手だったのだ。

そう、この男の子とは今回の物語の主人公・郷田亮二である。

それから数十年経った今、彼は別の事故で亡くした兄の代わりに医者として働いていた。
そんなある日、少女の事件が未解決のまま時効を迎えた。

それを知った彼の中で、今までになかった新しい感情が生まれつつあるのだった…。

果たして、彼は今何を思っているのだろうか…。