｢ミラクル9｣爆上げ! ｢世界は言葉でできている｣｢TOKIOカケル｣は消費税割れ!

12月12日に放送されたバラエティー番組は､日本テレビ系が『サッカークラブW杯』を放送して大爆死した中､はっきり明暗を分けた｡

テレビ朝日系『くりぃむクイズミラクル9』は通常10%をギリギリ超える程度の視聴率だが､この日は14.4%と一人勝ち｡『1億人の大質問!? 笑ってコラえて!』が放送されないだけでこれだけ分かりやすく数字が伸びている｡
反対に､全く恩恵を受けていないのはフジテレビ｡SMAP･香取慎吾とザキヤマという贅沢な組み合わせながら低迷気味の『おじゃMAP』は9.5%､20時台の『世界は言葉でできている』は4.9%と見事に消費税割れ｡同局の番組では23時台の『TOKIOカケル』も4.8%｡TOKIOは日本テレビ系『THE!鉄腕!!DASH』だと視聴率を取るのだが､フジテレビ23時の枠だと前番組『5LDK』から引き続き厳しい状況だ｡

消費税割れとは文字通り"5%"を下回ることを意味する｡これがどの程度に相当するかというと､テレビ朝日系で加山雄三が出演する『ちい散歩』の後継番組『若大将のゆうゆう散歩』が､大体5%台後半を安定して記録している｡午前10時という最も視聴率が取りにくい時間帯で､のんびりとした散歩を鑑賞する番組より低いことになる｡

武井咲主演の日本テレビ系『東京全力少女』は､7.1%と相変わらず｡もう大幅は上昇は見込めない｡北朝鮮ミサイル発射や角田美代子容疑者の自殺を取り上げたテレビ朝日系『報道ステーション』は16.8%とビッグニュースの影響も重なって視聴率を伸ばした｡

同じサッカーでも､フジテレビ系『ピカルの定理』のハライチ･岩井勇気×ピース･又吉直樹のフリーキックガチ対決は10.3%と､同番組にしては中々の視聴率｡10世帯に1世帯以上は岩井勇気が丸刈りにされる姿を目にしたわけだ｡
世間に全く求められていないボウズヘア｡身を張ってウケないことほど芸人として辛い事もないだろう｡