｢選挙特番｣視聴率競争を制したのは? ｢THE MANZAI｣は選挙の影響で･･･

12月16日に投開票が行われ自民党の圧勝で幕を下ろした衆議院選挙の当確速報を伝えた各局の選挙特番は､予想通りNHKが20時台に17.3%を記録するなど､24時まで終始10%以上を保ちトップとなった｡

"池上無双"と呼称されるほど､ズバズバとキワドい質問を政治家にぶつけていった池上彰が出演していたテレビ東京は､勝負の20時台で8.6%｡TBS系の7.1%には勝利したが､フジテレビ系の9.5%､テレビ朝日系の9.3%には及ばず｡反響の割に今ひとつ視聴率は伸びていなかった｡日本テレビ系は21時半頃までサッカー中継を流し､遅れての選挙特番｡それでも8.9%と､同時間帯のテレビ東京系7.4%を上回った｡

選挙の影響で放送時間が17時半からと微妙な時間に繰り上がってしまったフジテレビ系『THE MANZAI 2012』は､むしろ昨年の15.6%よりも数字が伸び､17.3%を記録｡普段この時間テレビを見ない人がチャンネルを合わせたのかもしれない｡

12月14日金曜日に放送された日本テレビ系『名探偵コナン天国へのカウントダウン』は13.9%で､テレビ朝日系『Oh!どや顔サミット3時間SP』と同視聴率｡世間の反応は圧倒的にコナンが多数派に思えたが､特番ということもあり『Oh!どや顔サミット』も大健闘｡その分､TBS系『ぴったんこカン･カン』『中居正広の金曜日のスマたちへ』は､それぞれ11.4%､11.1%にとどまった｡