新生KAT-TUN､｢お互いに成功できれば｣と台湾から赤西にエール!!

(08/28)

赤西仁(あかにしじん=26)が脱退した新生･KAT-TUNが27日､世界ツアーの最終公演地となる台湾･台北アリーナでコンサートを行った｡

初の海外公演となった6､7日の韓国ソウル公演では､田口淳之介(たぐちじゅんのすけ=24)と田中聖(たなかこうき=24)が感激の涙を流したが､やっと海外の雰囲気にも慣れてきた様子｡

公演終盤､上田竜也(うえだたつや=26)が左足親指を負傷し､救急車で病院に搬送されるハプニングもあったが､｢Real Face｣など約30曲の熱いパフォーマンスで応え､赤西が抜けて強まった5人の結束力を存分に示した｡

トークで中国語で｢愛してますか?｣と問いかけた亀梨和也(かめなしかずや=24)は､沸き起こる歓声に｢ここに住もうかな｣とおどけ大きな歓声を浴びた｡

また､｢KAT-TUNのファンで幸せ｣の文字が入った王冠カードを一斉に掲げる観客のプレゼントに感激のメンバーたちは､アンコールの｢SMILE｣を中国語で歌い､ファンと一体となった歌声が温かく会場を包んだ｡

ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が､ソロで海外進出を目指す赤西の脱退を認める発言をした今ツアー初日の7月16日から1カ月余｡

KAT-TUNはこの日､発言以降初めて報道陣に心境を語った｡

中丸雄一(なかまるゆういち=26)は赤西と食事をした際に｢『KAT-TUNを抜ける｡今まで迷惑かけて申し訳ない｡お世話になりました』と言われた｣と明かしたうえで､｢不安を乗り越えて結束力が強くなりました｣とツアーを振り返る｡

また亀梨は｢状況を理解してもらって､赤西がいなくなった分も応援してくれている｡『これでいいんだ』と自信になるライブをさせてもらった｣とファンに感謝の言葉を述べた｡

メンバーの思いをまとめるように､田中が｢赤西も赤西でその道で頑張ってほしい｣とエール｡｢嫌いだってわけでもない｡お互いに成功できれば｣と力を込めた｡

28日も同所で公演｡4カ所10公演のアジアツアーを打ち上げる｡この日､デビュー5周年となる来年の5カ国ツアーの開催も発表された｡その第一歩を踏み出したばかりの新生･KAT-TUNに注目だ｡(松野)