浅田真央、全日本選手権出場の裏に最愛の母が残した別れの言葉・・・

肝硬変のため9日早朝に亡くなったフィギュアスケート女子の浅田真央(あさだまお=21)の母・匡子さん(きょうこ=享年48)の葬儀・告別式が12日、名古屋市内で営まれた。

浅田は同日、マネジメント会社を通じて、
「成田空港に到着してすぐにメールを確認すると、『ママは頑張れなかった』というお父さんからのメールを見て、涙が止まりませんでした」
と悲しみのコメントを発表。
しかし、
「今後も自分の夢に向かって、やるべき事をしっかりやることが、お母さんも喜んでくれる事だと思い、今まで通り練習に励みたいと思います」
と前を向き、23日に開幕する全日本選手権への出場を明かした。

メンタル面が演技の出来を大きく左右するフィギュアスケート。
それだけに全日本選手権の欠場も十分に考えられたが、浅田が出場決めた背景には母のある言葉が関係しているという。
『女性自身』が報じている。

浅田が小学生のころ、匡子さんの入院と大会のスケジュールが重なってしまったことがあった。
「大会を休んで一緒に病院に行く」と言って聞かない浅田に、匡子さんはこう話したという。

「匡子さんはものすごい形相で『病院には来ちゃダメ!ママがいちばん嬉しいことは、真央が大会で優勝することなの!』と怒ったそうです」(浅田家の知人:女性自身)

浅田は今シーズン、代名詞であるトリプルアクセルを封印し、結果にこだわるスケートを見せた。
その結果、11月の「ロステレコム杯」で3年ぶりのグランプリシリーズ優勝。
幼い頃の言葉を胸に、精一杯の演技でを母を励まし続けた。

そんな浅田の姿に安心したのか、匡子さんは亡くなる直前、ある別れの言葉を残したという。

「病床から2人の娘たちへ『あなたたち姉妹には2人で生きていけるレールは敷きました。もう私はいつ亡くなっても大丈夫』と話していたそうです」(スケート関係者:同)

昨年2月のバンクーバー五輪で銀メダルに終わった際、2014年のソチ五輪で金メダルを取るまで泣かないと母に誓ったという浅田。
最愛の母との約束を果たすべく、浅田は悲しみを乗り越えリンクに上がる。(伊原)


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