アクターズスクール校長がAKBに苦言! ｢下手な歌やダンスはどこに行っても下手｣

安室奈美恵(あむろなみえ=34)やSPEED､DA PUMPなどを世に送り出したことで知られる沖縄アクターズスクールの校長･マキノ正幸氏(まきのまさゆき=72)が､自身のブログでAKB48および文化庁に苦言を呈したとして話題になっている｡

問題のエントリーのタイトルはズバリ『AKB48』｡(すでに削除済み)
その中でマキノ氏は､あるテレビ番組で秋元康氏や評論家が､AKB48と文化庁の取り組みを解説している姿に､
｢久しぶりに頭にきました｣
と怒りのコメントをつづっている｡

マキノ氏によると､同番組内で秋元氏はAKB48について､
｢下手なダンスや下手な歌なのは良くわかっていますが､欧米に見習うことなく､日本に出現したこの下手達のグループをそのままフランスに連れていくと､
最初は妙な顔をしているが4曲目くらいから何か不思議なエネルギーを感じ始め､最後は総立ちになる｣
と解説していたとのこと｡
ただ､これに対してマキノ氏は､
｢秋元氏のこじつけは､商売人ですから当たり前｣
とバッサリ｡
これまでSPEEDやDA PUMPといった"プロ集団"を育て上げてきた誇りもあるのだろう､AKB48については､
｢下手な歌やダンスは世界中どこに行っても下手で､下手を集めればもっと下手なエネルギーが出るだけ｣
と厳しい評価を下している｡

さらに､AKB48に税金を投入している文化庁に対しても､
｢評論家が日本の『浮世絵』の文化と同じ(日本が世界に広め認められた)だと対比させていましたが､『しっかりしろ!日本国文化庁!』です｣
と怒り心頭の様子｡
エントリーの最後では､
｢AKB48の女の子たちに罪はない｣
とした上で､
｢集められて使われたり､オーディションを受けて合格と言われた子達を､
せめて大人たちは､日本の芸能界だけのネタにしてもらいたいと思います｣
とAKB48の周囲にいる大人たちへ苦言を呈している｡

先月27日､文化庁の協力を受け､米ワシントンで行われた｢全米桜祭り｣にゲスト出演したAKB48｡
マキノ氏には､不完全性を売りにするAKB48が､日本を代表するエンターテインメントと認知されることへの危機感があるのかもしれない｡(伊原)