AKB48異業種進出にサンズ・野田会長が苦言! 「AKBなら何でもOKという状況がある」

アイドルとしての活動にとどまらず、多種多様な異業種に進出しているAKB48。
最近では、メンバー5人が平日の情報番組『ひるおび!』(TBS系)のお天気キャスターを日替わりで担当することが決定。
これまではAKB48・柏木由紀(かしわぎゆき=20)とタレント・森田美位子(もりたみいこ=25)が担当していたが、森田は"リストラ"され、4月より柏木、高城亜樹(たかじょうあき=20)、倉持明日香(くらもちあすか=22)、大家志津香(おおやしずか=20)、佐藤夏希(さとうなつき=21)の5人が日替わりで天気予報を伝える。

ファンにとっては嬉しい話かもしれないが、こうした異業種への進出に対して、多くの芸能事務所からは「もう勘弁して」と泣きが入っているという。

中でも、深刻な"被害"を受けているのがグラビアタレントたち。
『グラビアアイドル研究所』によると、昨年AKB48が主要週刊誌11誌の表紙を飾った回数は27回。
これは、グラビアを本業とするタレントたちをはるかに凌ぐ回数だ。
しかも、これはあくまでグループとしての登場回数。
個々人での登場回数を合わせれば、いかにグラビア市場がAKB48の寡占状態であるか分かるだろう。

AKB48というグループ自体が大きな影響力を持つ今、表立ってこの状況を批判する関係者は少ない。
しかしそんな中、雛形あきこ(ひながたあきこ=34)や小池栄子(こいけえいこ=31)、MEGUMI(30)ら多くの人気グラビアアイドルを世に送り出してきた『サンズエンタテインメント』の野田義治会長(のだよしはる=66)が、『日刊ゲンダイ』の取材に応じている。

野田会長は、
「今は人気も伴っているから既存の芸能プロでは太刀打ちできません」(野田義治会長:日刊ゲンダイ)」
とAKB48の人気を認めつつ、
「AKBという名前自体が超ブランド化していて、AKBなら何でもOKという状況がある」
と安易なキャスティングに苦言。
『ひるおび!』のお天気キャスター就任についても、
「これまで新人アナウンサーやフリーキャスターが担当していたお天気お姉さんの領域にまで進出する。脅威といわざるを得ない」(同)
とし、それぞれの専門分野で活躍するはずの若い才能が、AKB48によって育たない状況を嘆いた。

異業種を次々に制圧するAKB48は、今後どの分野に進出するのか。
共演時は笑顔で絡んでいても、内心では彼女たちに恐怖を感じているタレントは多そうだ。(伊原)


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