今年の紅白目玉がない!? 早すぎる紅白司会発表の理由とは…
(10/19)

大晦日に放送される『第63回NHK紅白歌合戦』(NHK)の総合司会を務めることになった人気グループ・嵐と女優・堀北真希(ほりきたまき=24)。

例年通りであれば11月3日に発表されていた総合司会であるが、今年は10月19日とかなり早めの発表となっている。
担当プロデューサーは、
「日本で一番忙しいといわれている2組ですが、たまたまピンポイントで空いたため壇上に上がってもらいました」
と説明していた。

確かに、嵐はTVに引っ張りだこの人気グループであり、メンバーそれぞれでも映画やドラマに大忙し。
堀北も連続テレビ小説『梅ちゃん先生』(NHK)に主演し、朝ドラとしては9年ぶりの平均視聴率20%越えで有終の美を飾ったばかり。
2組のスケジュールが合わないことも頷ける。

しかし、司会発表が早まった事情は別にもあると、『ZAKZAK』が報じている。
プロダクションのNHK担当者によると、
「堀北と嵐、それに紅白応援団に決まっているAKB48を前面に出して、1日も早くPRを始めて視聴率を上積みしたいというのが現場の本音でしょう。
震災の影響で、国民的ヒット曲が生まれなかった昨年にも増して、今年は“音楽不毛の年"。
人気者は頼みの綱なんです」(担当者:ZAKZAK)
と近年人気低下が叫ばれる紅白歌合戦だからこそ、少しでも話題づくりをしたいという本音が見え隠れしているようだ。
堀北に司会のオファーを出したのは9月始めだというから、NHK関係者の奮闘振りがうかがえる。
『梅ちゃん先生』で高視聴率を叩き出し、過去に浮いた話が全くない"スキャンダル処女"を、NHKは絶対に押さえておきたかったのだろう。

このところ、CMなどでおなじみのきゃりーぱみゅぱみゅ(19)、人気急上昇中のアイドルグループ・ももいろクローバーZなど、続々と紅白出場者の内定が発表されている。
しかし彼女達の人気は一部のファン層に限られており、老若男女に受け入れられる"目玉"となることは難しい。
今回の早すぎる司会発表は、万人受けする"目玉"が少ないが故の苦渋の選択だったのかもしれない。

とはいえ、出場者が発表されるのは例年11月後半。
残り1ヶ月あまりの間に更なるサプライズが登場する可能性もある。
果たして今年の紅白歌合戦はどのようなラインナップになるのだろうか。(石森)


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