ASKAの逮捕前プライベート映像がメディアに流出! タクシー会社に物議!

(12/01)

覚醒剤使用の容疑で二度目の逮捕となった歌手･ASKA容疑者が､逮捕される数時間前に乗車していたタクシー内の映像がメディアで公開され､物議を醸している｡

これは､タクシー内に設置されたドライブレコーダーで撮影した映像が､タクシー会社を通じてテレビ局に流出したもの｡逮捕同日の午後6時頃､東京･目黒区内を走行､ASKA容疑者が｢駒沢通り分かりますよね｣等と運転手に指示を出し､自宅まで帰宅しようとする場面だ｡
既に自宅前には情報を聞きつけた多くのマスコミ取材陣が集結｡場所取り合戦が繰り広げられていた｡それを把握していた彼は､｢訳あって家の前に人がいっぱいいるんですけど､ギリギリに止めてください｣と運転手に話していた｡

ドライブレコーダーの映像は､事件や事故の検証や裁判で使用されるなど特別な事由が無ければ､タクシー会社外に通常は公開されない｡しかしながら本件映像は､テレビ朝日系『ワイド!スクランブル』を筆頭に､民放各局で流れた｡

評論家･宇野常寛は日本テレビ系『スッキリ!!』の中で､｢ドライブレコーダーの件とかありましたけれど､あれを流したタクシーの運転手とかとんでもないし､視聴率目的で流すテレビもクソですよ｡はっきり言って｣と糾弾｡｢『人気歌手がヤクに手を染めました｡面白いでしょ､変な妄想しているし』っていうスタンスでやるのは反対｡まだ裁判も終わっていないし､容疑者といえどもプライベートな空間はプライベートな空間｣とワイドショーのあり方に異議を唱えた｡

覚せい剤で逮捕された人物なら､プライベート侵害を犯しても関係ないとテレビ局関係者は認識しているのだろうか｡もしタクシーのドライブレコーダー映像は､世間一般に晒されるはずのないもの｡もう少し秩序と配慮を持った報道の仕方を徹底してもらいたい｡(船越)

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