SEKAI NO OWARI結成理由は｢お情け｣だった!? Fukaseを救うためボーカルに起用?

(06/06)

歌手グループ･SEKAI NO OWARIのボーカルを担当するFukaseが､6月6日に放送されたフジテレビ系『ボクらの時代』にゲスト出演｡自身の意外な過去について語った｡

映画『キャラクター』で共演する歌舞伎俳優･中村獅童､俳優･菅田将暉と3人で語り合ったこの日｡2011年にSEKAI NO OWARIがメジャーデビューしてから10年､Fukaseが俳優業に挑戦するのは今作が初めて｡
歌手が本業であり､演技は未経験なだけに､オファーを受けて相当悩んだといい､1年半の演技レッスンを積んだ上で出演すると決断｡バンドメンバーのサポートもあり､殺人鬼という難しい役柄をこなした｡

ただ､Fukaseが10代の頃目指していたのは､歌手でも俳優でもなかった｡なんと彼は医者になりたかったという｡
｢けっこう重めの閉鎖病棟に入ってたんで｡入院してて､長い闘病生活をしてました｡病気を克服したら､そういう人たちを担当する医者になりたかったんです｣

医者を目指す上で大きな障壁となったのが､受験だ｡Fukaseは高校中退後にアメリカンスクールに通うはずが､海外の環境に慣れずパニック障害を患ってしまい､帰国｡精神科に入院して､退院後も3年ほどは病気に苦しむ生活を送った｡
大学の医学部を卒業しないと医者に就くのは難しいが､その前段階､医学部受験資格を得るのもFukaseには高いハードルだった｡

｢『バンドを組んであげないと､この人お先真っ暗すぎる』と情けで組んでくれたのがセカオワの始まり｣だと彼は話していた｡(船越)