｢SUMMER SONIC｣が激変! 海外大物歌手よりアイドルの方が人気に!

8月17日と18日の2日間にわたり､東京会場と大阪会場で開催された国内最大級の音楽フェス『SUMMER SONIC』が開催された｡

同イベントは､これまで数多くの海外有名アーティストが登場した歴史があり､毎年大物歌手がヘッドライナーを務めることが注目の的だった｡

日本で観ることができる機会が滅多にない世界的アーティストを楽しみにする観客が多かったが､近年はだいぶ様変わりしているようだ｡

2024年は､アメリカの女性歌手・Christina Aguileraや､イギリスのロックバンド・Bring Me the Horizonがメインを飾った｡
ところが､この時間帯も観客フロアは
満員とはならず｡イベントの集客人数自体は多いのに､他の観客はどこに行ってしまったのか｡

現地にいた人によると､別会場でライブをしていた新しい学校のリーダーズやK-POPグループのBABYMONSTERとIVE､さらにBE:FIRSTらアイドル路線のグループが出演していたエリアが一番の盛り上がりを見せていたという｡

特に若年層は､大御所の海外アーティストよりも､普段から推しているアイドルグループに熱中｡
たとえChristina Aguileraが歌っていようが､身近なK-POPグループがいたらそちらを優先するのだ｡

『SUMMER SONIC』に昔から行っている人からすると信じられないだろう｡しかし現代ではそれが普通にりつつある｡
それゆえ､フェスのラインナップも洋楽主体ではなく､いわゆる客が呼べる歌手を中心に､なんともビジネスライクな選出へと変化｡残念がる往年の洋楽ファンも少なくない｡

このまま､ただのミーハー向け音楽フェスに成り下がってしまうのだろうか｡(船越)