「金色のガッシュ!!」の雷句誠が、小学館に三行半

(05/31)

「小学館のお仕事を受ける事はありません」―。「週刊少年サンデー」で長期連載し､第48回（02年度）小学館漫画賞を受賞した「金色のガッシュ!!」で知られる漫画家､雷句誠(らいくまこと=33)に､ほかの出版社や漫画雑誌の編集者から多数の仕事依頼が届いていることがわかった。自身のブログで明かしたもので「とてもありがたい事です」とコメントしている。

「産経新聞」によると､自身のブログ「雷句誠の今日このごろ。」の5月21日のエントリーで､「自分自身､漫画は描き続けますが､週刊少年サンデーで仕事をする事はありません。小学館のお仕事を受ける事はありません」と書いている。また「詳しい事は､また後日（１週間～１ヶ月後）に書こうと思います。」(原文ママ)と小学館との決別を示唆するコメントを残したことでオファーが殺到したようだ。

ただ､雷句はまだ休養中でやり残したこともあることから､「今回メールをくださった編集者の方々には､本当に申し訳ありません」と丁重に断ったという。活動開始の際は「こちらから連絡を差し上げたいと思う次第です」と説明している。

また､ファンがもっとも気になる新作については､「次にやるお話､ネタは既に出来ており､『取りかかれ』と言われたら取りかかれる」と頼もしい一言。「描くとなれば､自分から出版社をまわり､頭を下げて描かせてくださいと言うと思います」としている。

小学館といえば､先日「ヤングサンデー」の休刊を決定したばかり。看板の「週刊少年サンデー」も「週刊少年ジャンプ」「週刊少年マガジン」に発行部数で大きく水を開けられているところに､人気作家から三行半を突きつけられたのだから､まさに泣きっ面にハチ？　(松野)

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