モンスターペアレントたちはドラマ「モンスターペアレント」を見て己を省みるのだろうか!?
(07/15)
オリジナルのドラマの鉄則として、今まで題材にならなかった目新しい切り口というのは必須だ。
それは人間関係の斬新さだったり、テーマの新しさ、そしてキャラクターの新しさ、社会問題として新たに浮上してきていること……などなど、とにかく「新しいこと」が必要なのである。
「モンスターペアレント」。
これは学校に対して、非常に自己中心的で理不尽な要求を繰り返す保護者のことだ。
たとえば、
・「遅刻がちの子どもを担任が迎えに来ない」などという理不尽なことを教師のせいにして学校にクレームをつける
・自分の子供がリレー競技の選手に選ばれないのは不自然だとクレームをつける
・子供がプリントを親に渡さなかったことを、教師の指導のせいにする
などなど、とにかくひと昔前ならば考えられない親のことだ。
この言葉自体はワイドショーや週刊誌などで頻繁に出てきている言葉なので、耳にしたことがある人も多いかもしれない。
そして、先ほどのオリジナルドラマの定義どおり、この「モンスターペアレント」を題材にしたオリジナルドラマが話題を呼んでいるというわけだ。
フジテレビ・関西系ドラマ「モンスターペアレント」は主演に米倉涼子(よねくらりょうこ=32)を迎えた、まさに「教育現場vs過保護な親」の対立を背景にした作品。
教育委員会に問題解決を依頼された女性弁護士(米倉)が、さまざまな理不尽な要求をする両親(モンスターペアレント)と対決していく。
米倉は、モンスターペアレントというものについて、次のようなコメントをしていた。
「資料をいただいて読んだら『うそでしょ!?』って驚くばかりでした。 こういう現状があることを、あまり重くなく描ければいいなと思いましたね」
ちなみに、大人の女を演じ続けてきた米倉をして、衝撃を与えたのがドラマ内での数々のエピソード。
「1話で登場する木村佳乃(きむらよしの=32)さんが演じる母親は、校長室に6時間居座ったんですよ。しかも、自分は話すだけ話してこちらに発言する機会を与えない。学校側がまったく太刀打ちできないんですよ。いざ自分がとなるとかなり対応が大変そうだなとしみじみ思いました」と、木村の演技、というよりその演技のベースとなっているモンスターペアレントそのものの価値観に仰天。
ちなみに、「プロポーズ大作戦」「ファースト・キス」で人気を集め、教育委員会の職員を演じる平岡祐太(ひらおかゆうた=23)も、モンスターペアレントについて、次のようにコメントしている。
「本当にこんな保護者がいるのかなって疑いから入りました。少なくとも僕が小学生や中学生の時にはいなかったように思うんです。同時に、そういう保護者の方を“モンスターペアレント”と呼ぶのもどうかなとも思いました」
劇中で“モンスター”と呼ばれている保護者も、やはり子どもを大事にしている親であることにかわらない。
「ただ、本当に理不尽だなって思います。あまりにも理不尽過ぎて、笑っちゃいそうになる時もあります(笑)。あくまでも僕個人の感想ですが、保護者ももう少し我慢するべきかなと思うこともあるし、学校や教育委員会も一方的に言われるがままじゃなく、もっとその保護者と対等に話してもいいのかなって感じました」と、役どころ同様のしっかりとしたご意見。
実際に、世の中にモンスターペアレントと呼ばれる存在がいるわけなので、賛否両論分かれるかもしれないが、現代社会の教育と保護者の問題をするどく抉ったこのドラマ、そろそろ中盤にさしかかりはじめるものの、ちょっと気にかけてみると、ものの見方が変わるかも。(古田鉄寿)
それは人間関係の斬新さだったり、テーマの新しさ、そしてキャラクターの新しさ、社会問題として新たに浮上してきていること……などなど、とにかく「新しいこと」が必要なのである。
「モンスターペアレント」。
これは学校に対して、非常に自己中心的で理不尽な要求を繰り返す保護者のことだ。
たとえば、
・「遅刻がちの子どもを担任が迎えに来ない」などという理不尽なことを教師のせいにして学校にクレームをつける
・自分の子供がリレー競技の選手に選ばれないのは不自然だとクレームをつける
・子供がプリントを親に渡さなかったことを、教師の指導のせいにする
などなど、とにかくひと昔前ならば考えられない親のことだ。
この言葉自体はワイドショーや週刊誌などで頻繁に出てきている言葉なので、耳にしたことがある人も多いかもしれない。
そして、先ほどのオリジナルドラマの定義どおり、この「モンスターペアレント」を題材にしたオリジナルドラマが話題を呼んでいるというわけだ。
フジテレビ・関西系ドラマ「モンスターペアレント」は主演に米倉涼子(よねくらりょうこ=32)を迎えた、まさに「教育現場vs過保護な親」の対立を背景にした作品。
教育委員会に問題解決を依頼された女性弁護士(米倉)が、さまざまな理不尽な要求をする両親(モンスターペアレント)と対決していく。
米倉は、モンスターペアレントというものについて、次のようなコメントをしていた。
「資料をいただいて読んだら『うそでしょ!?』って驚くばかりでした。 こういう現状があることを、あまり重くなく描ければいいなと思いましたね」
ちなみに、大人の女を演じ続けてきた米倉をして、衝撃を与えたのがドラマ内での数々のエピソード。
「1話で登場する木村佳乃(きむらよしの=32)さんが演じる母親は、校長室に6時間居座ったんですよ。しかも、自分は話すだけ話してこちらに発言する機会を与えない。学校側がまったく太刀打ちできないんですよ。いざ自分がとなるとかなり対応が大変そうだなとしみじみ思いました」と、木村の演技、というよりその演技のベースとなっているモンスターペアレントそのものの価値観に仰天。
ちなみに、「プロポーズ大作戦」「ファースト・キス」で人気を集め、教育委員会の職員を演じる平岡祐太(ひらおかゆうた=23)も、モンスターペアレントについて、次のようにコメントしている。
「本当にこんな保護者がいるのかなって疑いから入りました。少なくとも僕が小学生や中学生の時にはいなかったように思うんです。同時に、そういう保護者の方を“モンスターペアレント”と呼ぶのもどうかなとも思いました」
劇中で“モンスター”と呼ばれている保護者も、やはり子どもを大事にしている親であることにかわらない。
「ただ、本当に理不尽だなって思います。あまりにも理不尽過ぎて、笑っちゃいそうになる時もあります(笑)。あくまでも僕個人の感想ですが、保護者ももう少し我慢するべきかなと思うこともあるし、学校や教育委員会も一方的に言われるがままじゃなく、もっとその保護者と対等に話してもいいのかなって感じました」と、役どころ同様のしっかりとしたご意見。
実際に、世の中にモンスターペアレントと呼ばれる存在がいるわけなので、賛否両論分かれるかもしれないが、現代社会の教育と保護者の問題をするどく抉ったこのドラマ、そろそろ中盤にさしかかりはじめるものの、ちょっと気にかけてみると、ものの見方が変わるかも。(古田鉄寿)
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