神奈川・川崎北高校2年の吉田えり選手が女性初のプロ野球選手へ!!
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野球人気低迷が叫ばれる中、ここのところの野球界には明るいニュースが多い。

埼玉西武ライオンズのアジア制覇、そして今回の、女性初のプロ選手の誕生である。

その対象となったのは、神奈川・川崎北高校2年の吉田えり(よしだえり=16)選手。

なんと、来年4月に開幕する野球の関西独立リーグのドラフト会議で神戸9クルーズから7位で指名されたのだ。

小学2年から野球を始めた吉田は右横手投げの投手。

中学時代は軟式野球部に入り、高校入学後は硬式のクラブチームでプレーしていた。

そんな彼女が意を決して、今月4日に行われた関西独立リーグの合同トライアウト(入団テスト)の最終テストに参加。

155センチ、52キロと小柄ながら、打者の手元で不規則に変化するナックルボールを武器に、紅白戦で男子選手を相手に1回を無安打に抑えるという好投を見せた。

「(米大リーグ、レッドソックスの)ウェークフィールドのような、ナックルで抑える投手になりたい」と抱負を語った吉田さん。

ナックルボールとは、無回転のブレ玉のことで、空気抵抗を利用してボールがどのように変化するのか、打者に予測しにくい魔球のこと。

野球ではティム・ウェイクフィールド(42)、サッカーでは、マンチェスター・ユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウド(23)などが使っている、天下無双の必殺球なのだ。

プロ野球はスポーツ競技であると同時に興業だ。

中には話題先行との見方もあるが、上述の通り、ナックルを武器にできるプレイヤーの絶対数は決して多くない。

つまり、吉田は何よりも実力で夢への切符を勝ち取ったという見方のほうが正しいだろう。

全体の27人目で指名した神戸の中田良弘監督(元阪神投手)は「下からナックルを投げるのは難しい。本当にナックルボールが落ち、頭を使った投球をする。面白い戦力になる」と話している。

他の女子選手への波及効果についても、

「女子にとって野球が見るものではなく、やりたいと思うものになるかもしれない。吉田にはそんな選手の目標になってほしい」

と付け加えた。

1950年に始まった国内の女子プロ野球。

一時は20チーム以上もあったが、資金難や興業トラブルなどを理由に、わずか2年でアマチュア化されるという波乱の道をたどっている。

男女の雇用機会均等が叫ばれる中、91年に野球協約が改正され、プロ野球への女子選手の参加が認められ、プロ球団の入団テストを受ける選手も現れた。

ただし女子選手について、体力面の不安や危険性を指摘する声はある。

しかしながら今回のトライアウトにソフトボールの実業団トップクラスの選手が参加するなど、潜在的な関心は高い。

吉田の活躍によっては、運営面で独自性を追求する独立リーグが、女子選手の思いを実現する場として定着する可能性は十分にあるとの専門家の声もある。

ちなみに、吉田が参加する関西独立リーグは、四国・九州アイランドリーグ、BCリーグに次ぐ国内3番目の独立リーグとして2009年4月の開幕を目指している機構。

現在、大阪、神戸、紀州(和歌山)、明石(兵庫)の4チームがあり、今後、滋賀、京都などを加え8チームにする構想がある。

楽天ファンだという吉田、デビュー直後のマー君のような人気者になれるか!?(古田鉄寿)


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