羽賀研二が勝ち取った“奇跡の”無罪芸能界復帰へ!?
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タレントの羽賀研二(はがけんじ=47)が28日、大阪地裁で無罪判決を受けた。

最高裁の発表によると、2007年の刑事事件で、今回の事件と同様に第一審で被告が容疑を否認していた場合、無罪となったのは全体の2.9%だけ。まさに“奇跡”的な判決。

詐欺と恐喝未遂で起訴された羽賀に無罪を言い渡した大阪地裁の判決は、「被害者男性」の主張に偏った、“見込み捜査”を厳しく批判した形だ。

羽賀が無罪を主張する中で今年5月にいったん結審した裁判は、7月の判決直前に新証人が採用され、再開。

出廷した羽賀被告の知人が「被害者は株の元の価格を知っていた」と証言し、9月に結審した。

今回の判決は、この新証人の証言を重視した形となった。

恐喝未遂事件では、共犯者二人がすでに有罪判決を受けている。だが中川裁判長は「二人の供述は信用性に疑義がある」とし、共謀を否定した。

起訴事実では、羽賀は1株40万円の未公開株を120万円で購入できると説明し、差額をだまし取ったとされている。

だが未公開株には明確な市場価格がなく、転売で差益を手にすること自体が「欺いて不正な利益を得た」とは必ずしも言い難い。

羽賀被告も「詐欺とされたのは、あくまで株の売買代金」と主張。捜査側は被害者とされる男性の言い分を基に事件の構図を描いており、見込みで起訴に持ち込んだとされてもやむを得ない。

羽賀は今回の事件で起訴後、所属事務所から解雇されているが、芸能界への復帰を熱望しているようだ。

「デイリースポーツ」では、近日中に「事務所と相談して(羽賀)」会見を開くとしている。

また同紙は、テレビ局の関係者の中には「現状で番組への起用に支障はない。拘置所などでの体験を公然と語ることができるのも魅力」との声もあるとしている。(淺川)


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