「やきとりじいさん体操」の人気が、じわじわと全国区になっている!?
(02/15)

「やきとりじいさん」というものをご存じだろうか?

これは埼玉県在住のシンガーソングライターもりたかし氏が、2004年に作詞・作曲した歌。

2007年に福島市の競馬場(JRA)で開催されたやきとりイベント『やきとりンピックin福島』にもり氏が招かれ歌ったところ来場者・関係者の中で話題となった。

その話題が話題を呼んで、なんと2008年1月末に『福島市やきとりキャンペーンソング』として発売されたのだ。

発売直後の2月には、地元のやきとり店でキャンペーンライブをおこない、メディアなどに多数報道されている。

と、まあここまでは、いわゆる街おこし、地域おこしでよくある話。

しかし、この歌がただの地域ソングではなく、なんと「やきとりじいさん体操」として全国的に中模索されているというのだから、おもしろい。

「やきとり やきとり やきとりじいさん♪」の歌に合わせ、ダイエットを目指す「やきとりじいさん体操」。

動画投稿サイトYouTubeで人気に火がついたのだが、「動きが激しい」との声が上がったため、座ってできる新版を発案者がつくった。

そしてこれが大ウケ。

そもそもは2008年5月にこの曲と出合った桜の聖母短期大学講師・岡田真紀氏が曲を気に入り、『メタボ対策』体操として曲に合わせて身体を動かす『やきとりじいさん体操』を考案したことによる。

2008年6月に友人らと撮影した動画をYouTubeに投稿したところ、1週間後に『おすすめ動画』として同HPトップに掲載され、数日で5万回以上再生、体操についての問い合わせが増えDVDを制作することになったのだとか。

その後、YouTubeビデオアワード「ハウツー・科学と技術」部門を入賞し、イベントやメディアなどに多数出演しているというのがブレイクの流れ。

県内外の病院や小学校からも「体操してます」と連絡が相次いでいるという。

しかし、この「やきとりじいさん体操」、何度もダイエットに失敗した岡田氏が「楽しくやせるには」をテーマに考案しただけに腕や腰を激しく振る必要があった。
そこで、県外の老人ホームや障害者の施設からメールが届いたのをきっかけに、座ってできるよう改変。

リズムはゆっくり。腰をひねらなくてもでき、腕を振る回数を抑えるなど負荷を減らした。

この「やきとりじいさん体操」、椅子に座ったままできるので、ちょっとした休憩時間などにチャレンジしてみてはいかが?(古田鉄寿)


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