デヴィ夫人、右翼・街宣車とトラブル。怒りの矛先は警察にも!

デヴィ夫人こと、タレントのデヴィ・スカルノ(69)の東京・渋谷の自宅前に右翼の街宣車が乗りつけ、デヴィ夫人とトラブルになっていたことが20日、分かった。

警視庁渋谷署によると、騒動が起きたのは19日午前9時半ごろ。右翼活動家の男性が、1人で都内のデヴィ夫人宅前に街宣車で乗り付けて街宣活動を行った。

その内容は、5日に北朝鮮が発射したミサイルに関し、同夫人が複数のメディアで「人工衛星なのに日本は騒ぎすぎ」などと北朝鮮を擁護する発言をしたことに抗議するもの。

大音量でスピーカーから流れてくる非難にデヴィ夫人は、2階のベランダから植木鉢3個を街宣車めがけて投げつけて“反撃"。植木鉢が当たり、街宣車のミラーにヒビが入った。

さらにデヴィ夫人は街宣車の様子をデジタルカメラで撮影しようと表に出たところ、男性ともみ合いとなり、持っていたカメラが破損したという。

集まった報道陣に対し、デヴィ夫人は約30分にわたって説明。

それによると、「街宣車から大爆音を出し、私を悪口雑言、中傷、誹ぼうしてきた。恐怖と近所の方に迷惑するという恥ずかしさで困惑した」と心境を語った。

街宣車に向かって植木鉢を投げたことについては、「『大音響を出すのをやめてください!』と言ってもやまないから、(ベランダにあった)鉢を持ち上げて放った。ところが垣根にぶつかって、車には届いていない。車は一切、破損していない」と話した。

現場は麻生太郎首相の自宅からも近く、警備に当たっていた警察官が街宣活動の音声を聞きつけて急行。

口論するデヴィ夫人と男性を仲裁した。さらに近隣住民が110番通報し、パトカーも駆けつけて、一時騒然となった。

その後、同署でデヴィ夫人、男性ともに任意で聴取。双方とも被害届を提出しなかったという。

ところが、一連の報道に対して、デヴィ夫人は「警視庁の発表は違います!」と題した20日付けのブログで反論。

「警視庁は汚いやり方をしています。被害届と刑事告訴しなかったのは渋谷警察署が7時間もかけて私を説得して出させなかったのです」と主張。

騒動の際、街宣車に近づこうとしたところ、警察官によって力づくで押さえ込まれたとし、「被害者である私を守ってくれるどころか、私に暴行を働いているのです」と訴えた。

デヴィ夫人の批判に対し渋谷署の関係者は「現場では、粛々と職務を遂行しました。時間をかけて双方をなだめました」と話した。

デヴィ夫人の怒りの矛先は、この先どこへ向かうのだろうか…。(松野)


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