椎名林檎､NHKの番組でテーマソング歌っているのに｢紅白｣落選の理由!

歌手の椎名林檎が、『第73回紅白歌合戦』の出場を逃した。2014年以来の連続出場記録が途絶えただけでなく、今年は出場がほぼ確実視されていただけに、驚きの声が上がっている。

というのも、椎名林檎はNHK Eテレ『おじゃる丸』のエンディングテーマを担当するなど、同局に大きく貢献してきた。通常、楽曲がNHK系列のドラマやバラエティー等で起用されると、出場が濃厚と言われるにも関わらず、どうして落選してしまったのか。

一つ原因として考えられるのは、"ヘルプマーク事件"と称される、椎名林檎のグッズをめぐるトラブルだ。アルバムの購入特典として用意したグッズに、ヘルプマークと赤十字マークに酷似したデザインが描かれており、批判が殺到した。

ヘルプマークは、障害者が公共の場で助けを求める場合に提示するものとされる。本来なら非常に重要な指標だが、健常者が悪用して座席を優先してもらうなど、問題視されている。
椎名林檎がグッズにヘルプマークそっくりなデザインを描いたことで、誰でも簡単に悪用できてしまうことが世間に認識しかねないとして、大きな騒動に発展したのだ。

椎名林檎は特に謝罪コメントを出すわけでもなく、レコード会社から「椎名林檎本人が参画・監修した制作物ではない」と責任逃れをするかのような文面まで出ている。
そういったトラブルは、NHKが最も嫌う。マイノリティーへの配慮に欠けた人物を大晦日の大舞台に出場させるわけにはいかない。

どうして周囲のスタッフ含め、企画段階で誰も制止する者がいなかったのか。レコード会社のコンプライアンス意識も問われる一件である。

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