「FNS歌謡祭2022冬」が期待以上の高視聴率! 「紅白」より充実して面白い!?
フジテレビ系音楽特番『FNS歌謡祭2022冬』の第一夜が12月5日に放送され、平均世帯視聴率が11.9%だった。昨今の同局の特番にしては、かなりの高数字。音楽特番は年末になると各局で放送されるが、どういった点が評価されたのだろうか。

出演アーティスト数は全57組。注目すべきは、持ち歌ではなく他のアーティストの曲、つまりカバーを歌唱するケースがとても多かったことだ。
KinKi Kidsは山下達郎の『クリスマス・イブ』、氷川きよしは山口百恵の『さよならの向う側』をそれぞれ披露。昭和を代表する名曲を、令和の今、有名歌手がカバーすることで、当時を知っている人も知らない人も楽しめる演出を用意。

さらに、女優の満島ひかりが子供の頃Folderとして一緒に活動した三浦大知と、坂本九の名曲『上を向いて歩こう』をクールなダンスを交えて披露。三浦大知は現役バリバリの歌手だが、女優となった満島ひかりが未だにキレキレダンスを踊れることに惹きつけられた視聴者も多かったはず。

かつて"楽しくなければテレビじゃない"をスローガンに掲げていたフジテレビらしい演出もあった。この日は水曜日でテレビ朝日系にて『相棒』のOAがあるのに、俳優の水谷豊が『FNS歌謡祭』に生出演
なんでも港浩一社長が口説いて出演が実現したそうで、木梨憲武とともに『カリフォルニア・コネクション』を熱唱。この後普通に『相棒』が放送されたのだから、普通ならありえないサプライズだった。

昨今スポンサー企業が重視するコア視聴率も8%台と好調。若い世代から年配者まで幅広く楽しめる内容であり、『紅白歌合戦』より面白かったなんて意見も。12月14日放送の第2夜も目が離せない。
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