「ENGEIグランドスラム」視聴率が特番なのに2%台の大爆死! 一体何が!?
2026年8月1日に放送された『笑いの夏祭り!ENGEIグランドスラム』が、個人視聴率2.8%という同時間帯の民放最下位レベルの低記録を叩き出し、大きな波紋を呼んでいる。ナインティナインと松岡茉優がMCを務める本番組は、2015年の第1回放送で平均視聴率14.3%を誇り、かつては豪華な演芸場風セットの中で一流芸人のネタを堪能できる最高峰の演芸番組として君臨していた。今回の惨敗の一因には、裏番組であるTBSの『バレーボール ネーションズリーグ男子準決勝 日本vs.アメリカ』が個人9.3%を記録した影響や、松岡茉優が冒頭に間に合わず矢部浩之が代役を務めた事態、NON STYLEの出囃子停止事故といった運営上の不手際が挙げられる。しかし、真の要因はそうした偶発的トラブルや裏番組の強さだけではない。
ネタ見せ番組全体の視聴率が低迷している背景には、コンテンツを取り巻く環境の激変が存在する。『M-1グランプリ』等の賞レース乱立やYouTubeをはじめとする動画配信の定着により、人気芸人のネタを鑑賞する希少価値そのものが著しく低下した。これに伴い、「地上波テレビで芸人を集めて見せるだけ」の従来型フォーマットは求心力を失ったと言える。
さらに今回の放送では、特別感を演出しようとサンドウィッチマンや狩野英孝らによるコラボネタを6本も投入したが、即席ユニットゆえにネタの質が伴わず、本来の魅力である「実力派による上質なネタ」を損なう結果となった。加えて、7時間超の大型企画『ENGEI 8 笑いの夏祭り』の一環として編成されたことで番組独自の輪郭や軸がぼやけ、生放送ゆえの雑な進行ばかりが目立ってしまった。
単に豪華な出演者を並べるだけでは視聴者を惹きつけられない時代において、ネタ見せ番組が生存を図るには、配信やSNSと差別化された「今、リアルタイムで観賞すべき理由」をいかに明確に提示できるかが問われている。
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