東海テレビの｢ぴーかんテレビ｣が謝罪､当面放送休止へ! 岩手県民は激怒

東海テレビ『ぴーかんテレビ』8月4日放送分｢夏休みプレゼント主義る祭｣当選者発表で､誤って"怪しいお米セシウムさん""汚染されたお米セシウムさん"と画面に表示された問題について同局は5日､番組を休止して約2分半に及ぶ謝罪放送を流した｡

『ぴーかんテレビ』司会者の福島智之アナウンサーは強張った面持ちで､重々しく謝罪の言葉を述べた｡

｢誤ったテロップは､当選者が決まる前に担当者がふざけ心で作成した仮のテロップでした｡今回はその仮のテロップを操作ミスにより放送してしまいました｡担当者の不見識､番組プロデューサー･ディレクターのチェックの在り方､管理体制に甘さがあったことを深く反省するとともに重ねてお詫び申し上げます｡風評被害を食い止めるべく細心の注意を払わなければならない私達が､誤解を招きかねないような内容の放送をしたことを重く受け止め､深く反省しています｡｣(一部要約)

5日現在､東海テレビ公式HPはアクセスするとリダイレクトして"｢ぴーかんテレビ｣内での不適切な表現の放送について"と書かれた謝罪文ページで飛ばされる｡
その後は約1時間半､差し替え番組としてアニメ『トムとジェリー』が放送された｡

同局は5日午後6時37分から特別番組を編成｡浅野碩也社長が視聴者へ向けて｢深くおわび申し上げます｣と謝罪し､アナウンサー二名が事件の経緯を改めて説明する処置をとった｡

コンプライアンス担当､祖父江伸二常務ら二名は岩手県庁を訪れ､本当に深くお詫び申し上げたいと思います｣と謝罪｡
県側は｢風評被害の拡大を懸念していただけに､県としては許し難い行為｣と激しく抗議した｡
その後JA岩手県中央会にも訪ねてお詫びを述べると､JA側は｢社内のモラルに疑問を感じざるを得ない｡悪ふざけにも程がある｣と口調を荒げながら抗議文を直接手渡した｡

東海テレビは同番組の放送を当面休止し､後日検証番組を放送すると発表｡
5日夕方までに800件近い苦情や問い合わせが殺到しているという｡

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