｢ニュースウオッチ9｣の大越健介が更迭! 原発再稼働反対で安倍官邸激怒!?

NHK報道局政治部記者を務め､『ニュースウオッチ9』に出演する大越健介キャスターが3月末をもって番組を降板することが明らかとなった｡

2010年3月29日から番組のメインキャスターに就任した彼は､ニュースのまとめとして自身の政治的見解を交えた意見を述べる場面も多く､その発言が度々話題になっている｡昨年7月には､｢在日コリアンは韓国併合後強制的に連れて来られた｣等と発言して物議を醸した｡

『日刊ゲンダイ』によると､降板の背景には安倍官邸の意向が働いているという｡どうやら大越健介の原発再稼働に関する見解が波紋を呼んでいたのだ｡
｢大越さんは、ブログで『原発事故の教訓はどうなったのか』『（福島原発事故は）原子力の安全神話を崩壊させ、技術への過信に大きな警鐘を鳴らした』などと、原発再稼働に厳しい発言が多い。そこに難色を示す安倍官邸の意向が、籾井勝人会長を通じ局内に伝わっていて、去年から大越さんの交代が検討されていました｣(NHK関係者:日刊ゲンダイ)

『日刊スポーツ』など他の媒体では､NHK側の説明として､
｢1人の人間がずっと続けるわけにはいかないだろう。交代の可能性は高い。｣
｢正式に決定はしていない。人気と実力がある人物。どうなるかは流動的だ｣
と明言を避け､安倍官邸の人事介入を肯定していない｡

自民党は昨年12月に投開票が実施された衆議院議員選挙のマニフェストにおいて､｢原発の再稼働を進めます｣と明記｡将来にわたり原発を活用する方針を示した｡大越健介の意見はこれと真っ向から対立するもの｡
公共放送で自身の意見を主張するのも若干違和感を覚えるが､気に入らないキャスターを政府が圧力をかけて更迭するのは許されざることだろう｡

1月21日に開かれたNHK定例放送総局長会見で板野裕爾放送総局長は､｢現在選考中｡来月初めに発表する｣と述べた｡もし降板が真実ならば､さらなる波紋を呼びそうだ｡

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