37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜
[第7話]
「久しぶりにゆっくり話がしたい」祐太の恋人・すず(ミムラ)が祐太のアパートを訪ねてきた。しかし心身疲れていた祐太(草g剛)は、すずの話をじっくり聞くことなく眠りについてしまう。05/22放送
東央医大病院では、佐伯(松平健)がカンファレンスで、ベッドの稼働率をあげるよう指示を出していた。最近病床回転が悪いというのだ。
佐伯はコミュニケーションを図るために、研修医たちが患者と話をするようになったことも問題視し、「患者との交流を控えるように」警告する。
祐太の担当患者に香澄という若い女性がいた。偶然にも、香澄は林田(阿部力)の彼女だったのだ。香澄は病について悩んでいた。しかし林田はそんな彼女を置いて、近々海外に旅立つというのだ。
祐太は林田に「彼女の傍にいてあげてほしい」と言うが、林田は「自分が傍にいても何にも現状は変わらない」「障害を抱える者と健常者の間には越えられない線がある」と言い、「その境界線をしっかり見定めて自覚しろ」と忠告するのだった。
すずは移植が難しいことが判明する。すずの父親は祐太に「移植が無理なら、残された時間をすずのために使ってくれないか」と頼んだ。
すずの父親の言葉に悩む祐太。そんな祐太を森下は気遣い、気分転換に屋上に誘う。祐太は大学病院を選んだ理由が、すずの病気を治すためではなく自分を変えるために選んだのだと告白する。祐太の言葉に、「それなら、ここに残るべきだ」と森下(田辺誠一)は言った。
祐太はすずから「これ以上一緒に苦しみたくない」というメールをもらう。それは別れを告げるメールだった。
悩む祐太を瑞希(水川あさみ)が叱り飛ばす。その言葉に祐太は目覚め、すずとの結婚を決意しプロポーズするのだった。
そんなある日、東央医大病院に新たな患者が入院してくる。伊達孝仁(竜雷太)という老人だった…。
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キャスト
紺野祐太 / 草なぎ剛(くさなぎつよし)食品メーカーを30歳で辞め、医学部に入り研修医となる。
医療はサービスを信条に奮闘するが、赴任先でその行動が上司や同僚との軋轢を生んでしまう。
沢村瑞希 / 水川あさみ(みずかわあさみ)
祐太と同期の研修医。医学部を主席で卒業している。
研修医達のリーダー的存在で、祐太とは何度も衝突する。
本来は外科医を志望している。
葛城すず / ミムラ(みむら)
祐太の恋人。祐太とは食品メーカーで出会った。
7年前、祐太と旅行中に事故に合い腎不全に。
さらに事故のショックにより失声症となる。
森下和明 / 田辺誠一(たなべせいいち)
腎臓内科の権威。佐伯教授とは距離を置いている。
祐太が研修先にこの病院を選んだのは、森下の下で勉強したかったため。
職人肌で辛口だが、祐太の良き相談相手になる。
下田健太郎 / 八乙女光(やおとめひかる)
口達者で要領のいい研修医。一見チャラいが根は真面目で頭が良い。
特に目的も無く医学部に入学して医師となった。
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