あしたの、喜多善男
[第7話]
02/19放送

俺に残された日は、あと5日。

恋人・リカ(栗山千明)のために、自分の手で善男(小日向文世)を殺すことを決意する平太(松田龍平)。
そのころ真実を知るために、善男はカプセルホテルに泊まっていた。「みずほ…」大切な『ワイエス』の画集を抱きしめた。

同じ頃みずほも同じ画集を抱きしめていた。「三波さん、どうすれば切り抜けられる…?」みずほは、指噛みおじさんに悩まされていた。

「三波は怖い男だったわ。そこが、男にとってはたまらなく魅力的だったんだけど…。彼は、自分の付き合っていた彼女を他の男と結婚させたの」
その言葉を聞いて、善男は愕然として飲んでいるコーヒーをこぼす…。

「宇佐美さん…その理由を知っているんですか」

善男の行方を捜す手がかりを得ようと、平太はみずほ(小西真奈美)の会社を訪れる。そして、みずほに喜多が来たら連絡をくれるように携帯電話の番号を置いていくのだった。

一方、杉本(生瀬勝久)から「三波が生きているという噂がある」と聞いた善男は、死んだはずの三波を見かけたという女性・宇佐美(室井滋)に会いに行く。宇佐美は三波を見たなんて言っていないし、杉本なんて人も知らないと言うが、「三波は怖い男よ…」宇佐美はそう言うと、

それは善男にとって戦慄の事実であった。

一方で、杉本は三波が心理学研究室にいたときの映像を入手。そこでは三波は、人の感情をコントロールする特殊な仮説を発表していた。その映像を見た杉本は、三波がみずほを利用して善男を殺害して保険金殺人を行おうとしたことに気づく。そこで、善男に多額の保険金がかかっていないかを調べ始めるのだった。

宇佐美から三波とみずほの関係について聞いてしまった善男は、もう一度、みずほに会いに行くこと決める。なんとか、みずほのいる会社に忍び込んだ善男だったが、階段から転落して気を失ってしまう。

善男が休んでいる部屋を訪れるみずほは、善男に真実を告白しようとした。…そのとき、ネガティブ・善男が突然現れ、「善男を安らかに逝かせるために、真実は言うな」とみずほに言い、次の瞬間には気絶をしてしまった。その様子を見たみずほは目を疑いながらも、何かを感じ取っていた。そこでみずほは、明日、善男の部屋で会う約束をする…。

善男は、この嬉しい気持ちを素直に平太に伝えた。その平太は、通り魔に見せかけ、自らの手で善男を殺そうとしていたのだが…結局、平太は善男を殺せなかった。

03/18 第11話


03/11 第10話


03/03 第9話


02/26 第8話


02/19 第7話


02/12 第6話


02/05 第5話


01/29 第4話


01/22 第3話


01/15 第2話


01/08 第1話

キャスト
喜多善男(きたよしお) / 小日向文世(こひなたふみよ)
とにかく、平凡な男。性格は真面目で人を信じて騙されやすい。
本人はB級の出版社に勤務し、人並みの生活ができれば――と思っているのに、親友の死や借金、離婚など、次々と不幸に見舞われ、親友の命日である11日に死ぬ事を決意し、残り11日間を楽しく生きようとするが、そこから、彼の大波乱人生が幕を開けてしまうのだった。
矢代平太 / 松田龍平(まつだりゅうへい)
キャバレーのスカウトマン。善男との出会いは偶然タクシーに乗り合わせてこと。善男が死のうとしているのを知り、彼を利用して保険金をせしめ様といろいろ世話を焼き始める。しかし、そのうち友情に似た“情”が芽生えはじめ…。

性格は大ざっぱ。人相は見るからに「悪い奴」だが、人生に不器用なところもある。
鷲巣みずほ / 小西真奈美(こにしまなみ)
善男と離婚した、元妻。11年前、善男と知り合う前は総合病院の看護婦だった。善男と離婚後に社長婦人となるが、2番目の結婚相手だった社長は事故死する。その後は、社長業を継いで女社長に就任したやり手の女性だ。
善男の記憶に残る「みずほ」は、優しくて家庭的な女だったのだが…。夫の事故死には不自然な点もあり、保険会社が身辺調査に入っている。
長谷川リカ / 栗山千明(くりやまちあき)
宵町しのぶ / 吉高由里子(よしたかゆりこ)
杉本マサル / 生瀬勝久(なませかつひさ)
森脇大輔 / 要潤(かなめじゅん)
三波貴男 / 今井雅之(いまいまさゆき)
片山 / 温水洋一(ぬくみずよういち)
小林社長 / デビット伊東(でびっといとう)

あしたの、喜多善男特集ページ
ドラマコーナー
ドラマ一覧

サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]

JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau