あしたの、喜多善男第10話あらすじ完全版

あしたの、喜多善男

[第10話]

03/11放送

俺の明日は、もう残りあと２つ。

みずほ（小西真奈美）は平太（松田龍平）に電話をかける。善男（小日向文世）は三波（今井雅之）が生きていると知れば…死ぬのをやめるはずだと。平太は「三波に会いに行こう」と義男に言うが強行に嫌がる。その善男の背中に平太は自分の本当の父親の姿を重ね合わせていた。なんとしても善男を死なせたくない…平太は善男を強引に連れ出す。

一方、みずほは前社長で元夫殺しの容疑者が捕まり、「みずほの指示だ」と自供する。それを受けて森脇（要潤）らから社長職辞任を要求されるみずほ。みずほは無実を主張する。しかし、警察は「容疑者の携帯にみずほとの通話記録が残っていた」と取調べを始める。

同じ頃、リカ（栗山千明）は丸山（眞島秀和）が善男殺害に失敗したと聞き慌てた。明日、善男が自ら死んでしまえば、お金は入らなくなる…。丸山も慌てていたが、その時、丸山は警察に捕まる。杉本（生瀬勝久）が警察に告発したのだ…。

そのころ善男は、平太とともに三波の会社にたどり着く。ついに１１年の時を経て善男は三波と対面する。善男に再会した三波はせめてもの罪滅ぼしにと、善男にネガティブな自分と向き合うように諭す。そして、善男は１つの善男に戻った。「人に利用されるために生きてきたんだ」善男はそういうと、その場を飛び出していくのだった。

もう、善男は戻ってこない。キャバクラの事務所でため息をついていると、善男が戻ってくる。今まで借りていた携帯電話を律儀に返却にきたのだ。そこにリカを捕まえた刑事が乗り込んでくる。容疑は善男に保険金をかけ殺害しようとした罪だ。とっさにロッカーに隠れる平太。そんな平太を善男は「平太さんとリカさんに私が頼んだんです。彼らはいい人たちだ」といって援護する。警察が去った後、「平太さん、さよなら！」そう言って善男は夜の街に消える。

平太は善男を探すが見つからない。善男に貸していた部屋に戻ると、そこには宵町しのぶがいた。「お願い！善男を助けて！」。平太はみずほに電話をかける。頼みの綱はみずほだけなのだ。平太は善男に「みずほとの思い出の場所に行って死のうと思う」と話していたからだ。

電話を受けたみずほは懸命に思い出そうとするが、それがどこなのか思い出せない。彼女自身も、実はピンチだった。森脇に『辞表届』を書かされたうえ、警察に任意同行で捕まっていたのだった…。

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