同窓会〜ラブ・アゲイン症候群
[第3話]
05/06放送

杉山(高橋克典)は職場の部長に呼ばれ、失踪した福島(尾美としのり)の捜索を内密に依頼される。警視庁は福島と真理子(宮地雅子)が乗っている車のナンバーから彼らが山中湖にいる情報をつかんでいた。

杉山は、事が大きくなりつつあることを福島と真理子に伝えるため、休暇をとって山中湖へ捜索に行くことを考える。そして大久保(三上博史)に一緒に行こうと誘った。
大久保は、朋美(黒木瞳)と陽子(斉藤由貴)も誘おうと話すが、杉山は家庭がある2人をこれ以上振り回するのはやめようと提案する。大久保もそれに同調し、経過報告だけを陽子にすると話した。

大久保から山中湖行きの話を聞いた陽子は、山中湖へ行こうと朋美を誘った。

出発の当日、大久保は元恋人の女子アナウンサー・亜紀(真野裕子)を同行してきた。
さらに陽子と朋美もやってきて、結局、4人で高速バスに乗って山中湖へと向かうことにする。

朋美は、「山中湖の病院に行ってきます」というメモを残し、何も言わずに家を出た。
書き置きを見た娘の彩(大平うみ)は、誠一郎(吹越満)に「ママ、不倫してると思う」と告げる。

誠一郎はレンタカーを借りると、朋美を追ってレンタカーで山中湖へと急いだ。


その頃、陽子の家では夫・正隆(神保悟志)と娘・真奈(熊田聖亜)、そして真奈の本当の母親で愛人の早苗(野波麻帆)と3人で遊園地に出かけた。

杉山はこの日は休暇だったが、妻の佳奈子(須藤理彩)に「出張」と嘘をついて山中湖に出かけていた。そこに杉山の部下・竹原(八神蓮)が訪ねてきてしまう。杉山は慌てて「自分の知らない事件だと思います」とフォローするが、佳奈子は夫に不信感を覚える。

竹原が帰った後、佳奈子は部屋を探し始めると、杉山の中学時代のアルバムを見つける。
カバーを開けると、そこからは先日の2次会で撮った記念写真が出てくる。
佳奈子は、杉山の手が置かれた朋美をじっと見つめた…。

山中湖に到着した5人はさっそく福島と真理子の捜索をはじめる。
朋美は、福島と真理子がこのまま見つからなければいいなと心の中で願っていた。2人が見つかれば、もう杉山と会う理由がなくなってしまうからだ…。

杉山の姿に惚れ惚れする陽子は、「中学時代のリベンジ」に燃え、朋美を挑発してきた。そんな陽子の姿に朋美は不安を覚えるのだった。

その頃、杉山家では息子・大地(竹内寿)が無言電話を受けていた。「いたずらなんかやめろ」と電話を切ろうとすると「ちょっと待って!」と女の声が…。
電話を掛けてきたのは彩だった。彩は「あなたのお父様の秘密を知っているわよ」と言うと、大地の連絡先を聞き出す…。

一方、山中湖についた誠一郎は5人の様子を遠くからじっと観察していた。
そんな誠一郎の不審な様子に大久保は気づく。

大久保は、誠一郎の車に近寄ると車を止めて問い詰めた。すると誠一郎は思わず朋美の名前を口にしてしまう。
朋美が不倫をしていると思って追いかけてきた誠一郎に大久保と陽子は笑った。2人は行方不明になっている同級生を探しに来ているだけだということを誠一郎に説明する。ホッとした誠一郎は、自分がつけてきたことを「朋美に黙っていて欲しい」とお願いする。

そのとき陽子の携帯電話が鳴った。相手は夫・正隆だ。遊園地で真奈がケガをして早苗を恋しがっているから自宅に呼んだと言うのだ。
それを聞いた陽子は「すぐに帰ってもらって」と言うと、誠一郎の運転で急いで東京へ戻った…。

車中で、陽子は誠一郎に朋美に優しくしたほうがいいとアドバイスをする。そして「内心では、杉山君に惹かれているかも…」と付け加えるのだった。

大久保は朋美の携帯に連絡をすると誠一郎が山中湖まで追って来ていたことを伝え、すぐに東京へ帰るよう勧めた。

朋美が急いで帰ると誠一郎が夕食を作っていた。
何も知らないようなフリをする誠一郎を見た朋美は、「夫婦生活は芝居なのだ」と悟るのだった…。



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04/22 次回予告

キャスト
宮沢朋美 / 黒木瞳(くろきひとみ)
主婦。旧姓は愛川。

川崎市内の賃貸マンションに、失業中の夫・誠一郎、中学3年の長女、小学5年の長男と4人暮らし。
生活費を稼ぐため、大学病院の職員食堂でパートとして働いている。

中学時代はチアリーダーとして活躍、男子からの人気も高かった。
当時、杉山(高橋)とは相思相愛だったが、照れ屋で不器用な2人はなんとか互いの思いを伝えあっただけでつきあうこともなく、そのまま別離していた。

同窓会での再会をきっかけに、優等生・朋美の人生に異変が起きていく。
杉山浩介 / 高橋克典(たかはしかつのり)
警視庁捜査4課(「マル暴」担当)の刑事。
公務員宿舎に、専業主婦の妻・佳奈子、中学3年の長男・大地と暮らしている。

多忙な職務のため、家庭を顧みている時間はほとんどない。
家族サービスをしようと思っても約束を果たせないことが多く、妻から非難されてばかり。

仕事の現場では強面の暴力団連中に引けを取らない迫力で立ち向かっている。
不器用な性格で妻には反論もできず、ましてや朋美の前ではぎこちなくなってしまう。
西川陽子 / 斉藤由貴(さいとうゆき)
専業主婦。旧姓・権藤。
六本木ヒルズのタワーマンションに暮らしている。
夫・正隆はスタイリッシュな店舗展開で成功している外食グループのオーナー。

中学時代は勉強ひと筋の地味な少女でチャラチャラしたグループを嫌悪しており、特に軽薄な男子・大久保のことは大嫌いだった。

朋美とは家が近いこともあり仲がよかったが、ひがみっぽい陽子にとって、男子に人気のある朋美は嫉妬をあおる存在でもあった。
そして陽子もひそかに杉山に好意を抱いていた…。

猛勉強して私立の雄といわれる大学に進学してから陽子は変わり、以来、勝ち組の優越感に浸ってきた。
だが、夫が浮気相手に生ませた6歳の娘・真奈を育てていることは誰にも言えないでいる。
大久保真一 / 三上博史(みかみひろし)
大手新聞社発行の週刊誌デスク。
ハイセンスな部屋で優雅に暮らすバツイチ独身貴族。

有能な編集者で、女にモテ、何ひとつ不自由はないはずだが、説明のつかない物足りなさを感じている。
だが、そんな内面を知る人はおらず、周囲からは“かっこいいけど軽薄な男”だと思われている。

中学時代から、会話が面白い真一のまわりには女子の取り巻きが多く、二股三股は日常茶飯事。
一方で地味な女子からは敵視され、特に陽子は天敵だった。

今、45歳を迎えた彼の体は、深刻な病魔に冒されていたが、そのことを誰にも打ち明けられずにいた。
同窓会には、国土交通省勤務の元同級生・福島から大臣の収賄疑惑にまつわる情報を聞き出すために出席したのだが、中学時代、恋心を抱いていた朋美と再会して…。


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