官僚たちの夏
[第7話]
08/16放送

昭和37年=1962年、風越(佐藤浩市)は国内産業保護法案の成立を進める。
その案の中には自動車業界を3社に絞るという、自動車三社構想があった。
だが、それは慎重な根回しが必要なため、極秘事項として進められていた。

そんな中、須藤(長塚京三)は自分がいては、貿易自由化を進めようとする池内総理(北大路欣也)から妨害を受けると言って通産大臣を辞任。
後任にはベテラン議員の古畑晋介(佐藤B作)が就任した。

公正取引委員会や金融界は、風越の法案では独占企業を作る恐れがあると反対。
ムキになって反論する風越に、それでは逆効果だという鮎川(高橋克実)は、古畑に公取委と金融界との調整役を頼むべきだと言う。

調整を成功させた古畑は満足げだったが、記者たちはだれもが風越に質問。
古畑は憤慨して、その場を去ってしまう。

翌年。小川(鹿内孝)は、派閥全員で法案成立に賛成すると風越に約束。
だが、古畑は自分に断りもなく、派閥の代表と会ったことを怒る。
風越は記者の西丸(佐野史郎)からも小川には気をつけたほうがいいと忠告されるが、相手にしない。

その年の春。保護法案が国会に政府案として提出された。
だが、古畑が内密だったはずの自動車三社構想のことを記者陣に話してしまう。
その構想を知った金融界や産業界から通産省に批判が集まる。

片山(高橋克典)は池内に、古畑と風越の間に亀裂ができていると報告。
そのことを新聞にも書かせる。
結局、国会では保護法案の審議は始まらなかった。
池内は審議に掛けないまま、廃案に持ち込もうとしているようだ。

小川は風越が次の選挙で須藤派として古畑の選挙区から出馬するという片山たちのデマを鵜呑み。
小川と風越の間の亀裂が決定的になり、保護法案は審議未了で廃案となった。

7月。内閣改造が行われ、古畑は通算大臣に留任。
玉木(船越英一郎)が次官として運輸省に戻され、風越は特許庁へ飛ばされた。
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キャスト
風越信吾 / 佐藤浩市(さとうこういち)
通産事務次官。
重工業局自動車課長。
戦後日本を立ち直らせようと使命感に燃えている。
国内産業発展にすべてを注ぐ。

庭野貴久 / 堺雅人(さかいまさと)
鉱山局石油課長補佐。
風越と共に産業派。
優れた行動力と粘り強さを持つ。
鮎川光太郎 / 高橋克実(たかはしかつみ)
国内産業の保護を訴える「産業派」通産省官僚。
中小企業振興課長。
揉め事を解決するのに長けており、「潤滑油」との異名も。
西丸賢治 / 佐野史郎(さのしろう)
東京経済新聞記者。
鋭い批評眼の持ち主。
風越と親密である。

丸尾要 / 西村雅彦(にしむらまさひこ)
重工業局長。
風越の上司。
「国民自動車構想」を推進。

牧順三 / 杉本哲太(すぎもとてった)
特許庁総務課長。
海外の産業についてよく知っている。
山本真 / 吹石一恵(ふきいしかずえ)
東大の経済学部に籍を置いている。
通産省初の女性官僚に。
片山泰介 / 高橋克典(たかはしかつのり)
通商局為替課長補佐。
国際化を目指して自由貿易を理想とする「国際派」通産省官僚。
玉木博文 / 船越英一郎(ふなこしえいいちろう)
通商政策課長。
風越とは同期で、ライバル関係にある。
貿易重視の「通商派」で、風越と対立。
池内信人 / 北大路欣也(きたおおじきんや)
民自党幹事長。
「通商派」の考えを持つ。
官僚の前に立ちはだかる。
御影大樹 / 田中圭(たなかけい)

風越道子 / 床嶋佳子(とこしまよしこ)

風越貴子 / 村川絵梨(むらかわえり)


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