ラストホープ
[第9話]
03/12放送

回想──歩美(多部未華子)は父親が殺人犯でないようだと気付くが、真相にはたどり着けない。

ある日、鳴瀬(高嶋政宏)から経団連の理事にも名を連ねる町田(中原丈雄)が入院したことが告げられた。
町田は難治性腫瘍の膵臓癌を患っているが、各科で治療プランが見つからず、センターに引き継がれたのだ。

卓巳(相葉雅紀)たちは特別室の町田を訪ねる。
そこには次男で会社の経営に加わる恵介(石田卓也)が付き添っていた。
家族の意向で、町田には癌であることは告知されていない。

町田が検査のために病室を出ると、卓巳たちは恵介に手術のことを説明。
膵臓の全摘出が必要だが、それをすれば永久に糖尿病を抱えることになる。
恵介は町田を元の健康な体に治してほしいと頭を下げた。

回想──卓巳は一人しか子供がいないはずの斉藤健司・仁美(神尾佑・霧島れいか)に二人目の子供がいたことを知った。

卓巳たちはカンファレンスで町田の治療法を検討。
財界の大物だけに、失敗すれば叩かれることが必至だった。
話し合いは難航するが、卓巳が膵臓を全摘出して、がんを治療して体内に戻すという方法を提案。
その方法で進めることになった。

後日、恵介を呼んで、手術について説明。町田の長男、真一(要潤)もやってくる。
恵介は町田の養子で、真一が血のつながった息子。
だが、真一は勘当されていて、父親のことはよく思っていなかった。
彼は手術については恵介に任せると言うばかり。

結局、卓巳たちのプランで手術は行われることに。
だが、院長の石原(大石吾朗)はセンターではなく各科の医師を集めて行うよう命じる。

1週間後、町田の手術は成功。
だが、ある日、町田の容態が急変し、再び卓巳たちが集められた。

卓巳が診察すると、大手術による免疫力低下で起こった間質性肺炎の疑いが高かった。
最も重篤な肺の症状の一つで、致死率は50%超える。
確実な治療法はなく、またセンターに任されることになった。

卓巳は町田に病状を告知。それでも、真一はまだ父親のことには興味がない様子だった。

回想──卓巳は斉藤の息子・健(高橋一生)に会う。
邦夫(平田満)が大学病院で最後に担当した患者だったのだ。
卓巳から鳴瀬のことを聞かれた健は知らないと答える。
だが、健は邦夫の手術を受けた時、隣の手術室に別の医師がいたと思い出す。
鼻歌を歌っていたと言うのだが、どうやらそれは鳴瀬のようだ。

その頃、歩美は無言電話を受けていた。
彼女は相手が父親だと察するが、何も言わずに切られてしまう。

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キャスト
波多野卓巳 / 相葉雅紀(あいばまさき)
聴診器で聴く心音からあらゆる症状を見立てる内科医。
橘歩美 / 多部未華子(たべみかこ)
波多野の同僚の救命医。
時田真希 / 桜庭ななみ(さくらばななみ)
萩原雪代 / 小池栄子(こいけえいこ)
高木淳二 / 田辺誠一(たなべせいいち)
副島雅臣 / 北村有起哉(きたむらゆきや)
古牧利明 / 小日向文世(こひなたふみよ)
鳴瀬哲二 / 高嶋政宏(たかしままさひろ)
波多野邦夫 / 平田満(ひらたみつる)

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