オルトロスの犬第4話あらすじ完全版

オルトロスの犬

[第4話]

08/14放送

渚（水川あさみ）は勝（八乙女光）に竜崎（滝沢秀明）への伝言を頼んだ。
「娘が会いたがっている」と…。

一方、竜崎（滝沢秀明）は榊社会厚生大臣（高畑淳子）に呼び出されていた。
「宿題の答えは？」と尋ねる竜崎を、手術台の上に横たわり、目を見開いて見つめる榊…。

翌日、碧井（錦戸亮）はベアーズ製薬株式会社社長・熊切（柴俊夫）の屋敷前にいた。車で出かけようとする熊切善三を呼び止めると、息子の勝が殺人未遂を起こしたことを伝え、自首するように説得してほしいとお願いする。

善三が借り切っているホテルのスイートルームには、勝がいた。善三は勝を叱るが、勝は「俺が自首していいのか？」と父・善三を脅した。
「もういい。わしが何とかする！」善三が部屋を出て行くと、勝は竜崎に渚からの言付けを伝えた。

「娘が会いたがっている――」と。

渚歯、喘息で入院している娘の澪の病室にいた。
「治してやろうか？」竜崎が現れると、渚は竜崎の手首に手錠をかけた。
ところが、そこに突然、沢村（佐々木蔵之介）の部下たちが現れて、竜崎を連れ去ってしまう。「気が変わったらいつでも言ってくれ」そんな言葉を残して、竜崎は連行されていくのだった。

渚が竜崎を捕まえたことを、署長は大変喜んで褒め称えた。しかし、渚には心に引っかかるものが…。
渚は直属の上司である柴田（山本龍二）にすべてを正直に打ち明けた。勝を逃がしたこと、娘の雫の喘息を治して貰おうかと心が揺らいだこと…。
すべてを聞いた柴田は、「竜崎を捕まえたのはお前だ」とねぎらい、娘と一緒に夏休みを過ごすことを勧めた。

竜崎は沢村の車に乗っていた。
そしてその車を待っていたのは、病が全快し元気になった榊社会厚生大臣（高畑淳子）だった。
榊と善三は竜崎の力を利用しようとしていた。どんな特効薬よりも素晴らしい竜崎の力を…。

沢村のほうは竜崎よりも碧井（錦戸亮）の力に興味を抱いていた。触れただけで殺すことの出来る碧井の力は秘密兵器になると考えていたのだ。

そんな企みを知らない碧井は渚を頼って自首しようとする。しかし渚は「あなたの力を警察は証明できない。家族の事などをよく考えてから決めてはどうか」と、案に自首を思いとどまらせた。渚は碧井のことが憎めなくなっていたのかもしれない。

渚は休暇をとって、雫の病室で母娘の時間を楽しんでいた。
何気なくつけていたテレビに、「竜崎が無罪で釈放」のニュースが飛び込んでくる。
渚は目を疑った。

同じように竜崎が釈放されるテレビ中継を、碧井、榊、善三がそれぞれ見ていた…。

善三のスイートルームに、榊、善三、沢村がいた。沢村は榊に「今後、竜崎をどうするのですか？」と尋ねる。榊はそれに答えなかった。
次に沢村は善三に向かって「息子さんはどうされました？」と尋ねた。沢村は勝の犯した罪を知っているようだった。善三は沢村に「息子は将来がある」と頭を下げる。
すると沢村は、勝が悪魔の手を持つ男に狙われていると嘘を漏らすと、「よろしければ、息子さんを預からせてください」と善三に向かって申し出た。

その夜、沢村は、碧井の持っている“悪魔の力”を調べるために、自分の部下に碧井を襲わせる。そして部下が碧井の力で死ぬ瞬間を逐一撮影させていた…。

その頃、釈放された竜崎は元に来ていた。榊は竜崎に向かって「腹をくくった政治家をなめるんじゃないわよ」と言うと、これからは自分が竜崎の力を利用すると宣言するのだった。

沢村は遺体を解剖する部屋で千春（原田夏希）と一緒にいた。沢村は碧井が人を殺す瞬間を撮影した動画に目を奪われている。
一方、千春は竜崎の過去の秘密が写ったビデオを食い入るように見ていた。
そのビデオには“竜崎の無罪である証拠”が写っていた。

竜崎は3人を殺害して死刑が言い渡されていたが、本当に無罪だったのだ。
竜崎に罪を着せたのは元警官の二ノ宮（六角精児）だった…。
彼は竜崎の起こした事件の目撃者ではなく、二ノ宮が3人を殺したのだ。
だからこそ竜崎の存在に怯えていたのだった…。

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